←【生徒指導論】シラバスへ
←講義のツボメニューへ

問題行動の捉え方とその指導

【日付 2003,12,8】 【連載回数 第7回】

〜授業内容〜
・教科の授業をとおした生徒指導
・問題行動の捉え方とその指導

<生徒指導の機能を生かした授業>

教科の授業に生徒指導を機能させる、生徒指導に基づいた教科指導
      || そのためには?
カウンセリングマインドで行う教科指導、生徒を受容しながら行う教科の授業が必要
      || 具体的には?
@授業の場面で出会い関係をつくる
※同じ学習者として生徒と共に努力する

A授業場面で生徒の共感的理解に努める。
※子どもの論理、子どもの枠組みでその行動を理解すること

B授業場面で、無条件的、積極的配慮をする
※生徒に授業の場面で「出番」をつくること
         ↓
     生徒は存在感を感じることにより学習意欲が生まれる!!

<教科指導の中で生徒指導を機能させる>
@子どもに「自己決定」の場を与える
A子どもに「自己存在感」を与える
B「共感的関係」を基盤
    ||
   受容しながら授業する

※生徒が最も自尊感情を傷つけられることは無視されることである


<問題行動の捉え方とその指導>

現代社会は複雑化、多様化し、生徒の生活にも影響して対人関係が複雑化、希薄化し、心のストレスが生まれさまざまな問題行動につながっている

問題行動とは?
 
・文部省(現文部科学省)1979年
広義ー何らかの観点から問題視される行動
狭義ー非行とほぼ同意
・教育現場の教師
自己中心的で、服従的でなく秩序を乱すような行為を行うこと
・精神科医
何らかの病理が存在し、それにより適応上の問題が生じていること
※このように問題行動とは「誰がどのような観点」からその行動を捉えるかによって異なる
 
←【生徒指導論】シラバスへ