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問題行動の捉え方とその指導

【日付 2003,12,15】 【連載回数 第8回】

〜授業内容〜
・問題行動について
・いじめについて

問題行動とは?
問題行動には反社会的なものと非社会的なものがある。  
反社会的非社会的
社会生活において共同生活を送るルールや社会規範に反する行動
例)盗み、暴力行為、いじめ、性非行、飲酒、喫煙、薬物乱用
反社会的のように他に迷惑をかけ、非難されることは殆どない
例)極端な内気、無口投げやりな態度、仲間から孤立、不登校

非社会的な問題行動の発生原因は非社会的な性格に起因し、
攻撃的、拒否的集団状況からもたらされる
     ↓
   いじめに発展することも・・・

<いじめについて>
いじめっ子の心理的機制(メカニズム、仕組み)
→基本的には欲求不満からもたらされる
   ||
存在感、自尊感情の欲求不満
 満足を求め、自分より劣る仲間を攻撃、支配 → いじめ行為

したがって
いじめ行為校内暴力家庭内暴力と同じ心的機制から発生

校内暴力・・・自尊感情の満たされぬ子どもの教師からの関与を求める行動
家庭内暴力・・家庭内で存在感の不十分な子どもが親の関与(愛情)を求める行為

精神的緊張から開放され一応の心理的満足感を得て、自尊感情、存在感の満足により、
いじめの行為が生まれる。だから、親、教師は子どもが「ONLY ONE」であることに気づかなければならない!


<いじめっ子の指導>
自尊感情、存在感を満足させるように関与し、受容していく指導が必要


 
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