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人格形成の機能としての生徒指導

【日付 2003,10,27】 【連載回数 第3回】

〜授業内容〜
・受容主義の生徒指導と健全な人格形成
〜カウンセリングマインドとは何か〜
〜受容とは〜
・子どもの人格形成に生きる励まし方


<カウンセリングマインドとは?>
  カウンセラークライエントと接するときの精神態度
学校では・・
カウンセラー → 教師
クライエント → 生徒
  
精神態度とは・・・クライエントに対する受容(受容態度)

<受容とは?>
  <受容には3つの要素がある!!>
@ 一致
自分の本当の姿で子どもと接する。※子どもに接している自分が本来の自分に「一致」しているということ。
     
A 共感的理解
子どもなりの論理、枠組みに即してその行動を理解。
     
B 無条件積極的配慮
行動、成績などにおいて、「良ければほめる」「悪ければ叱る」といった条件的な態度ではなく、条件とは関わりなく子どもに構い続けること。

     この三要素が相互関連してひとつの体系を構成しすることが受容である。     
     
<受容は何をもたらすか>
@学習意欲の自然発生
A情緒に落ち着きが生じる
B心を開くようになる
C仲間を思いやる心が生まれる(仲間の立場に立って考えるようになる)
D自尊心が成立

 
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