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学級経営をとおした生徒指導
【日付 2003,12,1】 【連載回数 第6回】
〜授業内容〜
・担任をスタートするにあたって、のつづき
・教科の授業をとおした生徒指導
4, 教室の諸準備
時間割表、掃除当番表などの準備。
中でも学級日誌は担任として生徒の日常を知るのに重要である。
5, ホームルームのはたらき
(1)学習を深め発展させる学習集団としてのはたらき
(2)毎日の学校生活をすごす中心的場(居場所)としてのはたらき
(3)生徒に安全や健康を守り基本的な生活習慣を育てる生徒指導的な働き
※3つのはたらきの中で中心になるのは(1)の学習集団としての機能である。最近は(1)の機能を十分発揮するために(2)の生活の居場所としてのはたらきも大切
担任はいつもクラスを集団としてとらえる視点を持つことが大切!
例)井上先生が担任を持っていたときしていたこと・・・
@出勤したらまず教師へ
A今日のSHRの内容の確認
B休み時間、昼休みの顔出し
C退庁前3分、教室へ
その他
・家庭訪問
・個人面談
・クラブめぐり
・学級通信の発行 など
<教師の授業をとおした生徒指導>
1,生徒指導の機能を生かした授業
教科の授業に生徒指導を機能させる、生徒指導に基づいた教科指導
|| そのためには?
カウンセリングマインドで行う教科指導、生徒を受容しながら行う教科の授業が必要
|| 具体的には?
授業の場面で出会い関係をつくる
(同じ学習者として生徒と共に努力する)
課題
提出は12月8日の授業時
県南のある高校でのこと。修学旅行を3日後にしたある朝、出勤するや否や私は生徒指導主任に呼び出された。指導室に入っていくと神妙な顔をしたTとH先生がいた。昨日、町のパチンコ屋で遊戯中のTをH先生が補導したというのである。
5学級中修学旅行全員参加はわたしのクラスだけということで、意気の上がっていた連中のことを思うと、私は愕然としてしまった。放課後職員会議が開かれ、Tは慣例的に停学ということになった。しかし、直接指導したH先生から「旅行中担任が厳重に監督指導するという条件で参加させたら、、、」
という意見が出され校長から、担任としての考えを求められた。「ぜひそうさせてください」といえばTは参加できたかもしれないが、私は何のためらいもなく「連れて行きません」とこたえたのであった。むろんTは停学が決定した。
この事例について自分の考えを述べる。