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ATM-LAN技術
ここでは、噂のATMについて書きます。
ATM(Asynchronous Transfer Mode)とはATM-LANの利点
- ATMは、LANとWANの両方のアプリケーションに適応する新しい技術
- B-ISDNの基本技術として研究開発されていたが、高速LANの技術として応用。
- ATMは、標準のスイッチ・インターフェースの組合せ
- 標準のインターフェースを持ったスイッチの組合せで、ネットワークを構成。
- ATMは、既存のLANと以下の点が違う
- データを短い固定長の「セル」に分割して転送する。従来のLANのパケットは可変長。
- エンドポイント間で仮想の専用帯域を持つ。従来のLANは帯域の共有。
- コネクション点オリエンテッドで転送する。従来のLANはコネクションレス。
ATM-LANの動作
- パフォーマンスの増加に対応
- エンド・ノードにハイスピードな専用帯による接続
- ネットワーク全体での広い帯域幅
- 飛躍的な柔軟性
- エンド・ノードの接続スピードの拡張
- ネットワーク全体での帯域幅の拡張
- WANを経由したグローバル・ワークグループの実現
- データとリアルタイム・マルチメディアのサポート
- 強化された管理およびコントロール機能
- 帯域幅の割当て
- End-to-Endでの情報のやりとり
- 固有のセキュリティ機能_
- LANとWANのベンダーが共有する最初の標準
- LAN及びWANで音声、データ、ビデオ転送をサポート
- 内部のアーキテクチャではなく、スイッチとのインターフェイスが規定
- エンドステーションとスイッチが、ATMネットワークの相互接続を仲介する。
- 編状のスイッチを通してエンドステーション間の接続が確立される。
- データは、セルに分割されてATMネットワークに転送される。
- セルは、ヘッダー情報をもとにATMネットワークをルーティングされる。
- セルは、相手先でもとのデータに組み上げられる。
【2002,7,18】MAN(Metropolitan Area Network)技術
MANとはMANはLANとWANの中間の距離におけるネットワークです。
- LAN:数Km以内をカバー
- MAN:数Km〜数10Km、100Km以内
- WAN:数10Km以上
- 地域情報ハイウェー:MANの技術を用い、数10〜100Kmの地域(県、都市、市町村等)をカバーするネットワーク
- MANにおける足回り(Last One Mile)が重要
地域情報ハイウェー
- 県レベルの超高速ネットワークのバックボーン
- 米国では州レベルの情報ハイウェーが早くから整備(ノースキャロライナ州)
- MAN(Metropolitan Area Net)としての位置づけ
LAN<MAN<WAN(数10Km〜百数10Km)- ダークファイバ(施設の光ファイバーケーブル)の利用
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