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通信プロトコルその2
中継システムのモデル化
- 7層のOSIインタフェースをもつシステムを終端システム
- 発信元(source)と宛先(distination)は終端システム
- 発信元と宛先の間の中継システム
- リピータ:物理層(信号レベル)での中継システム
- 信号の増幅や絶縁を行う
- ブリッジ:データリンク層での中継システムで、異なる技術のLAN等の相互接続
- Ethernetとトークンリングの相互接続
- 同じリンクフレーム構造を持つ
- 同じEthernetをブリッジで接続すると、ネットワークアドレスの識別によりトラフィック量(単一ネットワーク上のフレーム数)を制限できる
- ルータ:ネットワーク層での中継システムで、異なる技術のネットワーク同士を相互接続
- 同じネットワークパケットを通す(例:IPルータ)
- 一方のネットワークパケットを他方のネットワークパケットに変換する(ゲートウェイと言う)機能を有する
- 発信元より宛先までの経路情報をもとに経路制御を行う
- ルータ同士は経路情報を定期的に交換する
IP(ネットワーク層)の問題点
- データの誤り(メモリやノード上で)
- パケット紛失(ノードの故障による)
- パケットの重複(ACKパケットの紛失)
- パケットの順番の狂い(データグラムタイプのため)
- 輻輳(トラフィックの混雑)
- 予想し得ない大きな転送遅延が発生(音声、ビデオ等リアルタイム配信が困難)
Transport層の機能
TCPのことです。
- 誤り検出、重複、紛失からの回復
- 順番並べ替え機能
- フロー制御
- 再接続機能
- 多重化機能
- セグメント化
- 再連結機能
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