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大規模ネットワーク(WAN)その2
いきなりで何ですが、網(ネットワークの範囲の)という物は、専用回線とパケット網に分けられるようです。
先生が言ってました。
専用回線は金を払って決められた2点間を繋ぎ、データのやりとりをしまくる物で、パケット網はデータをパケット(情報の固まり)やフレームに分けて送るものです。そして、その方式を用いているのがWAN、MAN、LANです。現在のネットワークはパケット交換によるのが多いそうです。
先生が言ってました。
パケット交換網
転送すべきデータをパケットに分割して、それぞれにAddressを付けて転送し、受信側で組み立てを行う網を、パケット交換網と言います。
パケット交換網の特徴
- 回線や交換機障害への耐力が高い
…自動で経路を変更する。専用回線では無理。- 回線利用が高い
…複数のユーザが同時に利用- 異速度計算機通信が可能
…トランスポート層の機能により、受け取り側に合わせた速度で送るようにする- 網内遅れ時間が変動
…データの到達速度はまちまちだが、音声などは、通路をある程度確保して一定に送ることができる。
パケット交換方式
- バーチャルサーキット方式(仮想回線)
…経路を先に決めて予約する。データは受信確認をさせる。- データグラム方式
…送信側から送りたいときに送る。経路が同じとは限らないし、順番も一定とは限らない。
X.25パケット網
X.25パケット層について流れるように見てみましょう。
こんな感じです
- ITU-Tにより標準化
- バーチャルサーキット型のパケット交換網
- 3層構造のネットワーク
- L1(物理層):電気信号を規定、X.21 or x.21 bis に準拠
- L2(データリンク層):
- DTEとDCE間でのフレーム転送を規定
- HDLCが使われている。
- LAP(Logical Access Protocol)とも言う
- L3(ネットワーク層):
- DTEと網とのデータ転送手順
- 網内のデータ手順は規定していない
- 2種類のデータ転送サービス
- PVC(Permanent VC)論理回線があらかじめ設定
- VC(Virtual Call)論理回線の設定、解放の手順あり
- HDLC(L2層)と同様にウィンドウ制御(誤り制御)が行われるが、\\ 目的はフロー制御→ネットワーク上のあふれを制御
- 5種類のパケットが用意されている
- 回線設定を解除用パケット
- データ転送と割り込み用パケット
- フロー制御およびリセット用パケット
- 再開用パケット
- 診断情報転送用パケット
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