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大規模ネットワーク(WAN)その1
Protocol(手順)とは
まだデータ通信の基礎のような話を引きずりますが、気にしてはいけません。
それはそうと、Protocolの定義をのべている人達がいます。
コンピュータ間やプロセス間、手続きやらルールやらサービスやら、人によって違うことを言っていますが、要はネットワークで通信をする際のルールだと思っていいのではないでしょうか。
- PouzinとZimmermanの話:
コンピュータ間で情報転送を制御するために作られた共通の道具である- Daviesの話:
(分散環境において相互作用や協調作業を望んでいる)プロセス間での情報交換を規定する手続きである
- Sunshineの話:
ユーザの観点より、プロトコルとは、他のユーザと他所多様な相互作用を可能にするためのサービスを提供する
- More generallyな意見:
プロトコルとは互いに協調作用を行うため、2つ以上の独立したプロセスによって合意されたルールの集合である
ついでに、コンピュータとは物理的(物体)なもので、プロセスとはCPUで実行されるプログラム(非物体)みたいなものです。・・・たぶん。
相互接続モデル
1970〜1980年にかけて、接続システムについていろいろあったようです。
ISOによるOSI参照モデル、まぎわらしいですが、重要なことです。次にそれを示します。
- 複数の異なるネットワークが出現
SNA(IBM),DECNET(DEC)等
- 異なる機種間の相互接続の必要性
異なるネットワーク間
異なる計算機関
- 集中システムから分散システムへの移行
- 国際標準規格協会(ISO:International Standard Organization for Standardization)によるOSI参照モデルの提案
【2002,5,15】、、、と思ったらこの日は休講でした。
【2002,5,16】OSI参照モデル
この日は、OHPが使えなかったらしく内容が掴みにくかったです、言い訳です。それはいいとして、
ネットワーク関係の話で、聞かないことはないのではないか、というぐらいよく聞く単語がOSI参照モデルです。
PouzinとZimmermanという、上記でプロトコルの定義をしていた人たちが提案しました。
7層(layer)の機能から成るインターフェイス構造で、各々の層で発信者と受信者が同じ手順(Protocol)により通信を行います。
はっきり言って何言ってるか解りません。
層 名称 内容 7 応用層
Application layer応用に共通的に必要な機能、プロセス間の相互関係を管理する機能などを含む 6 プレゼンテーション層
Presentaton layerデータの表現法を定める。データのシンタクス(syntax:形式)のみに関係する部分を扱う。ファクシミリの符号などはここに含まれる 5 セション層
Session layerプロセスの対話、すなわち情報の送受を管理する。全2重半2重の選択、エラーからの再開法などを含む 4 トランスポート層
Transport layerエンドシステム無いのプロセス間のトランスペアレントなデータ転送を行う。誤り制御、フロー制御などの機能を含む 3 ネットワーク層
Network layerエンドシステム相互のデータ転送を保証する。ルートの選択、データの伝送や中継などが含まれる 2 データリンク層
Datalink layer
LLC副層
MAC副層物理層を通じてノード(LANではステーション)間にトランスペアレントなデータ伝送を保証する
異種のLANで共通化できるデータリンク層の規約
LANにおけるアクセス制御に関する規約1 物理層
Physical layerビット列を伝送するための機械的、電気的、機能的な規約を定める。モデムやコネクタなどの規約がその例である
話が抽象的すぎます。想像もできません。そのうち図でも載せます。
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