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データ通信基礎その1

【2002,4,25】 【連載回数 第2回】
データ網
データ網というのは、電気信号(アナログ)を、1と0の信号(ディジタル)に
変換して情報を伝達したものを言うようです。その例として、

  1. 回線交換網(Circuit Switching Networks)
  2. パケット交換網(Packet Switching Networks)
  3. 総合ディジタルサービス網―ISDN、BISDN(ATM網)
ここで、電話網もデータ網なのかという疑問が湧くかも知れませんが、
そもそもパソコンの通信で電話網を使っているのだから、電話網もデータ網だと思います。


パルス符号変調(Pulse Code Modulation)
電話網のディジタル化というのは、
アナログ音声のディジタル化→パルス符号変調(PCM)
のことで、これを パルス符号変調方式と言います。

その方法としては、こちらの声を

音声→標本化→量子化→符号化
とし、符号化した音声をディジタル伝送路に送り、 そこから相手に送る際に、
複合化→PAM波→低域フィルタ→音声信号
と変化させ、相手に伝えます。

交換方式(Switching)
利用者からの呼(Call)を交換します。 Callとは、利用者からの接続要求です。
実際には、利用者間でデータの送受信が行われます。
  1. 回線交換方式(Circuit Switching)
    • 空間分割回線交換方式(Space Division CS)
    • 時分割回線交換方式(Time Division CS)
  2. 蓄積交換方式(Stored and forward Switching)
    • メッセージ交換方式(Message Switching)
    • パケット交換方式(Packet Switching)
多重化
多重化=複数の情報信号をまとめて、ひとつの物理伝送路へ送出すること
  1. 周波数分割多重伝送方式(Frequency Division Multiplexing:FDM)
  2. 時分割多重伝送方式(Time Civision Multiplexing:TDM)
  3. 波長分割多重伝送方式(Wave Division Multiplexing:WDM)
  4. 符号分割多重伝送方式(Code Division Multiplexing:CDM)
波長分割多重伝送方式 ISDN(Integrated Services Digital Network)
気が付いたら皆が知っているこの言葉ですが、これは、
これまで独立していた異なるサービス(電話、FAX、データ、テレックス)を
統合して一つのディジタルネットワークとし、一つのインターフェースより、
複数のチャンネルを提供するというサービスです。


チャンネルの種類
加入者への接続インターフェイス
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