←起業論シラバスへ

事業イメージの確立と事業構造の構築

【2000.6.22】 【第10回】


最初に前回の復習をしました。


III.事業展開ロードマップの策定


2.成長条件:コア・コンピタンスは何か

コア・コンピタンス=中核的事業能力(自社の本当の強み)

<例>
  • コカ・コーラが、なぜ日本で強いかのか?(外国ではPEPSIが強い)
    =広告宣伝の上手さ
  • SONY
    =組織の柔軟さ、新しい物を最初に出す(おもしろいもの)
  • NISSAN
    =組織は硬直化している


    3.成長ステージ別モデルによる検証

    成長ステージ別ポイント

    トップ(経営者)
    [創業期]:動物的勘、実行力
    [急成長期]:計数感覚、ダイナミズム
    [事業構造確立期]:システム思考、権限委譲

    マーケティング
    [創業期]:ニーズの発掘、コンセプトの真新しさ
    [急成長期]:独自性の維持、商品・市場の拡大
    [事業構造確立期]:独自的ポジション確立

    供給体制
    [創業期]:試行ライン、可能性の追求
    [急成長期]:業務標準化、仕入・物流システム化
    [事業構造確立期]:機械化・省力化システム優位

    経営管理
    [創業期]:開業資金調達、ワンマン・コントロール
    [急成長期]:幹部確保、人材教育、投資・運転資金
    [事業構造確立期]:中期ビジョン、内部管理公開準備

    いかに組織化を進めることができるかが重要

    ←第9回講義内容へ
    ←授業選択画面へ