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企業プロセス

【2000.5.25】 【第6回】

II.創業の問題点


2.事業機会の把握

3.経営力の強化

成長段階:組織構成
R&D:企業家のみ組織はない
創業期:企業家と協力者
成長初期:企業家と経営陣組織作り
急成長期:企業家と経営陣組織化の発展
成長後期:専門経営陣機能的組織化
安定成長期:権限移譲と組織的経営

R&D:(研究開発段階)[Reseach and development]=SeedsからNeedsへ(アイデア種からマーケット受け入れ)


競争相手とのバランス

売り上げと費用のバランス
||
多様な条件を考え企業を運営していく能力=
経営力


III.アイデアから創業機会へ


1.アイデア、市場、創業機会

<成功パターンに学ぶ(企業事例より)>
1.潜在ニーズ探索型
2.問題解決型
3.趣味追求型
4.専門分野特化型
5.家業・SOHO型(SOHO=small office home office)

1.潜在ニーズ探索型
特徴:新規性、利益性、成功率の高いビジネスを探索する。情報収集アンテナが鋭く、数多くのアイディアから検討。
●手法:情報収集(新聞、雑誌、書籍、メディア、人の話、)、有望事業の選択、リサーチ(市場性の調査)、事業プランニング。
何かやりたい→(没頭)→これがいけそうだ!
[例]
ファーストフード、居酒屋

2.問題解決型
特徴:個人的な体験から疑問を感じ、事業アイディアに着眼従来の常識を破るソリューション(問題解決)を発案。
●手法:日常的な問題意識、素朴な疑問、不便、不都合、不満をネタに新しい事業ができないかを検討、検証する。

何か変だな→調査・検証→これがいけそうだ!
[例]
新しい航空会社

3.趣味追求型
特徴:とにかく好きなことを突き詰める。買い手のニーズに徹底的に応えながら、その道の第一人者になる。
●手法:とことん好きなことを究める。仲間を集める。マニアのニーズに100%応える、ユーザーサイドの視点を守る。

とにかく好き→(没頭)→いつのまにかNO.1

4.専門分野特化型
特徴:経験分野・業界での技術・サービス等を高めて、競争力のある事業に仕立てる。脱サラ(スピンアウト)も多い。
●手法:サラリーマン時代の得意分野を徹底的に高める。専門性を追求する、または従来のやり方を変革する。

この道しかない!→(徹底追求)→努力の成果が出た!

5.家業・SOHO型
特徴:大きな成長は望まない。とりあえず家族が食べて、お客さんが喜んでくれればやりがいも十分ある。
●手法:無理せずじっくり成功パターンを一つ作る。うまくいったらエリア展開、チェーン展開など事業化へ乗り出す。

マイペースで...→(じっくり地道に)→お客さんが集まった!


来週までの課題
あなたが考えるビジネス・アイディア、市場評価および創業機会’ビジネス・チャンス)について、まとめてください。
市場評価を考える際には、(1)今満たされない需要はどのようなものか。(2)アイデアはそれを如何にみたすか。(3)誰が需要者になるか。などを記述する。

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