講義のツボ - 【メディア論】

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社会問題としてのインターネット

2003,10,31【第４回】
講義内容

ＮＨＫで２００１年に放送された「ネットワーク市民が世界を
変える」という番組の中から４つのインターネットによって生
じた社会問題の映像を観て、課題をやりました。

ビデオの内容
１．etoys社の事例
ＨＰ上でのおもちゃの販売も行っているetoys社がスイスの団体のＨＰのドメインが似ているという理由で訴訟を起こし、etoys 社より２年も前から使用していたスイスの団体の etoy.com の使用を禁止した。
これに対してのネットワーク市民のetoys社への批判から始まった社会問題に関する内容。
結果として、etoys社批判のＨＰが２００立ち上がり、etoys社の株価が暴落し、訴訟を取り下げた。

２．サイバーユーゴスラビア：仮想国家
際限ない民族紛争で、いずれは国家が消滅すると考えたセルビア人の創作によるインターネット上の仮想国家。民族の別を問わず、だれもが「国民」になれる。

創始者：ゾラン・バチッチ
人口　：約１３０００人
国土　：０㎡
特徴
　・大統領がいない
　・国民の電子投票が唯一の決定方法＝直接民主制

３．Napster , グヌーテラ
Napstar…ＣＤと変わらない音質で音楽をネット上で無料配布。
グヌーテラ…他に映画等も可能。

メタリカが著作権問題でNapstarを抗議、レコード会社が訴える。しかし、米アーティストのプリンスが「別にいんじゃない」的な発言をし、結局訴えたレコード会社は訴訟を取り下げ、Napstarと共同で音楽を配信して行くことに。

４．Hate Site
Hate Site…意図的に事実をねじ曲げたホームページ。

真実を知らない子供に有害なので取締りたいが、言論の自由があるので取り締まることが出来ない。
なにをもって、情報を真実と判断するのかという問題がある。

講義のまとめ
・ネットワークにより市民はまとまって大きな抗議をすることが可能になった。　
・著作権の問題は今後どうなる？　
・　
課題
１．アルビン・トフラーが高度情報化社会を予測し、1980年に書いた著書は？

２．ネットワーク市民の活動例として「etoys社の例」か「シドニーオリンピックの例」のどちらかを簡潔に説明しなさい。

３．Cyber Yugoslaviaの特徴を２つ以上挙げなさい。

４．「Napstar」または「グヌーテラ」を支持する立場、反対する立場のそれぞれについて、その主張を簡潔に説明しなさい。

５．Hate Siteについて、あなたは今まで見てきたホームページ上の情報を真実だと信じてきた根拠はなんでしたか？

６．今回のビデオの中で最も印象深かった事項をあげ、それに関してあなたの感想を述べなさい。

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