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心理学・応用心理学とはどういう学問か
【2002/10/1】【 第1回】
<本日の講義内容>
心理学とは何か
課題
心理学の基礎について
心理学とは何か
心理学(Psychology)・・・心の理(科)学
直接扱う対象・・・言動(行動)
方法・・・実験法、質問紙法、検査法、面接法、観察法
→暗箱法
「心」は非常に主観的なもので、直接的に触れられるものではないた
め、客観的に扱うことの出来る、言葉や動作などといった「言動」を
観察の対象とする。そこから「心」の間接的推定をおこなう。
暗箱法とは神経活動や生体を暗箱として扱う方法論である。刺激とい
う入力を与えて、それと出力としての反応(言動)との関係から暗箱
の機能を推測する。分かるのははたらきであって、構造、つまり「心」
それ自体については中身を知ることが出来ない暗箱のままである。
課題
1.心の心理学的理解
2.望ましい社会生活を目標とする
・人と人との調和 ・人事百般に役立つこと
・人と物との調和 ・心の健康管理や健康回復
心理学の基礎について
すべての心理学の土台が基礎(一般)心理学である。
対象とするものは↓
1.心のはたらき(機能)
知・・・感覚、知覚、注意、認知、記憶、表象、学習、言語、思考、動作
情・・・感情・情動
意・・・意欲・動機づけ
2.性格(パーソナリティ)
個人の全体像。全体として見たときの特徴
3.社会的人間性・・・適応、社会心理
この基礎(一般)心理学を取り囲んで応用・特殊の各専門分野が存在する。