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組織情報システムと戦略情報システムとの関係
【2002,11,1】【連載回数 第5回】
- EC(電子商取引 Electronic Commerce)
B2B、 B2C、 C2C、 G2C
- EDI(Electronic Data Interchange)
異なる組織間でネットワークを通じて電子データをやりとりする。
↑従来に比べ、コストが低く抑えられるので、中小企業にもチャンスが!
- グループウェア
・離れたところにいる人が同じ作業ができるソフトウェア
・情報の共有化、コミュニケーション ex)メール
●情報システムへの期待への変遷
- 1960年代前半
・EDPSデータ処理システム
・定形業務手作業処理の省力化
・基幹業務システム
・バッチ処理
・アセンブラ → COBOL
- 1960年代中頃
・MIS(経営情報システム)
・実績報告・統制(制御)
・データの有効活用、中間管理者不要論
・ファイル転送等オンラインシステム、データベースの出現
- 1970年代後頃
・DSS意志決定支援システム
・意志決定支援の対話型システム
・TSS → EUCへの発展
・半構造的問題、支援、有効性を重視
- 1980年代中頃
・SIS戦略情報システム
・競争優位のために使うIS
・パソコンの普及、OA概念の普及 ←事務処理を自動化
・RDBの発展、情報検索システム
・企業間ネットワーク
- 1990年代前半
・BPR(Business Process Reengineering)
・業務改革のインフラとして整備
・ダウンサイジング、グループウェアの普及
・情報の伝達&共有化
- 1990年代後半
・インターネットの影響
・企業間でのBPR
・顧客満足、e-business、SCM(Supply Chain MGMT(マネージメント))
・インターネットの急速な普及
Before I = 1995 = After I (※I=Internet、1995年が境目)
・イントラネット、エクストラネット
・新ビジネスの出現
戦略情報システム成功の3要素
(1)戦略 − 効率性・有効性・発泡性
有効性:目的をどれだけ達成できたか−いいものができても10年もかかっては意味がない
発泡性:発展性、次へ繋がるか
(2)情報技術 − 組織と戦略との適合性
適合性:ローテクでもかまわない場合もある
ex) T.エクセルでデータ処理をする
U.処理した時間も知りたいのなら、それなりのソフトを使う
(3)組織 − 人・仕組み(制度)・文化
狭義:1980年代中頃に登場するひとつのIS形態。
広義:組織の戦略策定および実行に役立つISの形態で必要とするITは、時代ごとに変化していく。
※授業では広義の内容についてやる。