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2002,12,20 第12回
<電子ブレインストーミング>
奇抜、自由な発想でアイデアを多量に。
↓ まとめる、関連付け
結論、解決法
奇抜…プロセスの損失→電子化・知的ただのり
・沈黙の螺旋(同調圧力)
・発話ブロッキング
↓緩和される
有効<構造的アプローチにおけるトレードオフ>
・プロセスの損失→少
・参加形態・コミュニケーションの制約→大
・システムや有効性に対する理解、納得の差
・既存の権力関係、価値規範との衝突
↓
社会的価値観をふまえた設計
<グループウェア設計における社会評価の指針>
1、利益の公平な分配
役割によって利益が異なる→みんなが得する2、例外処理を考慮
3、グループウェア評価の困難さを過少評価しない
・個人の評価の総和=グループウェア全体の評価?
・現実社会の社会的経済的要因は、研究室内では評価できない
評価実験←統制条件(人数、期間、メンバ、動機付け)4、直感的な設計は失敗する
グループのダイナミクス(動的な変化)と拾い要求は直感的に予測できない<設計のためのアプローチ>
技術的決定よりグループ協調活動の理解
実際の研究・実現
・社会科学的アプローチ 組織論、意思決定論
・人類学的アプローチ 心理学
・北欧型アプローチ 参加(エスノメソドロジー)気をつけなければならない考え方
・個人の集合 ≠ グループ
・個人作業の集合 ≠ グループの作業
・個人評価 ≠ グループ評価
つまり 個人アプリ→グループウェア(この考え方×) ≠ 分析→設計実装
実際の作業に参加して分析…インタビュー、観察
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