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(9)情報環境におけるコミュニケーションとコラボレーションの実際(その1)

2002,11,29 第9回


(前回の続き)

《非同期グループウェア》
<共同部文書作成>
個人:ワープロ
共同:文書共有、コメントの共有、バージョン管理
・作業+アプリの選択
・データフォーマットの選択
    ↓
    隠す = 一元管理

[文書記述]←作成ツール
・レイアウト   
・構成     ⇒ワークフローシステム
・印刷      

<共同文書作成ツール>
○ForComment
コメントの共有に主眼。
文書に対するコメント。
コメントに対するコメント。

○PREP
プラン本文コメントの構造化に主眼
文書を書く。
目次、ストーリー
 ↓
文書を書く
 ↓
推考

例:
 1、はじめに
   全体を説明
 2、システム構造
   モジュールA
 3、動作
   動作例
 4、評価
   アンケート結果

○MarkUP
・コメントのマルチメディア化
・マルチレイヤ構造
・文書イメージに対してコメント

<タスクコーディネーション>
・複数のメンバの協力により遂行される
・作業の進行を管理(=マネージャー=スケジュール)
・構造的会話のサポート
・メンバーの意見(スケジュールや進み具合)をとりまとめる

○The Coodinator
・電子メールを利用
・会話モデルに基づくコーディネーション
・ユーザが会話の種類を選択
・システムが会話モデルに基づきメールを転送

 ///社会事情///
みんなで意見をとりまとめる
みんなそれぞれが意見をもっている
みんなそれぞれが発言する      ⇒ 話し合い…・会話の流れ←司会者が制御
みんなそれぞれが提案する             ・プロトコル  
みんなそれぞれが意志表示する             ↓会話モデル
                          構造化

○Higgins
・電子メールによる情報共有促進
・スケジュール、ファイル管理、To-Do-List
 報告書提出等のアプリケーションとのリンク

<討論支援(意志決定支援)>
意志決定における結論と、結論に至るまでの議論の過程の共有
・問題の早期発見
・議論の不十分な部分の明確化

○gIBIS
・グループの討論をハイパーテキストとして構造化視覚化
・討論の構造をとらえたIBISモデルに基づく
直接的な意志決定ではない

****** 課題 ******
「Netmeeting をCSCLの分野でどのように活用できるか、3つの案を考えなさい。」

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