第10回:情報システムの構築プロセス(4) - その他のライフサイクルモデル
スパイラルモデル
- インクリメンタルモデルを改良し、開発プロセスを渦巻状に繰り返すモデル
- 各繰り返しではいくつかの代替案に対して開発コストなどの点からリスクを評価し、リスクが最小となる案を採用し、開発プロセスを前に進めていく
- プロトタイピングを併用することが多い
- 開発プロセスにリスク管理の概念を導入する点が評価できる
- リスクそのものを適切に評価することは必ずしも容易でない:問題点
情報システム開発組織とエンジニアの役割
情報システム開発組織
- SE:システムを設計する技術者→情報システムの構築にかかわる技術者を広く指す
- 情報システムを導入する祭の開発組織
- ユーザ企業指導型:社内情報システム部に開発力がある場合
- メーカ委託型:社内の情報システムとして導入しているメインフレームの製造企業など特定の外部企業に開発を委託する場合
- コンサルティング型:大規模で戦略的な情報システムの構築をコンサルティング企業の仲介の元で複数の外部企業に委託する場合
- システムインテグレータ委託型:マルチベンダー方式を採用し、複数の企業を総括するシステムインテグレータ企業に委託する場合
- アウトソーシング型:情報システムの企画から運営までをすべて外部企業に委託する場合
エンジニアの役割
- 情報処理技術者試験:13の専門分野
- システムアナリスト
- プロジェクトマネージャー
- アプリケーションエンジニア
- ソフトウェア開発技術者
- テクニカルエンジニア(ネットワーク)
- テクニカルエンジニア(データベース)
- テクニカルエンジニア(システム管理)
- テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)
- 情報セキュリティアドミニストレータ
- 上級システムアドミニストレータ
- 初級システムアドミニストレータ
- システム監査技術者
- 基本情報技術者