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ファイルとデータ定義
2000.10.12 第2回
- ファイル
- データを保管する入れ物
- データを二次元記憶装置に格納し、入出力命令によってデータを読み書きする
- ファイルという言葉は、紙で保管されるファイルからきている
また、ファイルが多数ある場合に、ファイルの分類の方法として採用されるのがディレクトリで、ディレクトリは一般に階層構造をしている。
データ定義
- ファイルに関して、最初に行われるのはファイルの設計である。
- 具体的にはファイルに格納されるデータは、どのようなデータ項目、どのようなファイル編成を採用するかを決定することである。
- このように定義された、ファイルのデータ項目やファイル編成を明示的に表現したものが(ファイル)のデータ定義である。
データ項目
データ項目はデータ定義を構成する最小単位。
一般に次のような形式で内容が指定される。
Data item<データ項目名> <データ項目のデータ型> <データ項目のデータ長>
- データ項目名
格納されるデータの種類に名前をつけたもの。
(例)銀行口座の通帳(「日付」、「預入/払出内容」、「預入金額」、「支払金額」、「残高」)がデータ項目名であるが、データ項目名は英数字で与えられる。
- データ項目のデータ型
定義されたデータ項目のデータの型を指定する。
整数(int,integer)、文字列(char,character)等を指定する。
- データ項目のデータ長
定義されたデータ項目のデータの長さを指定する。
特に、この長さが意味を持つのは、文字列の場合である。
データの長さは固定長(当該データ項目の格納される値の長さが同じ長さ)の場合が多いが、可変長(当該データ項目の格納される値の長さが異なり得る)のこともある。