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ネットワークプログラミング

【2000・6・21】 【連載回数 第?回】
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<6月21日>   ネットワークプログラミングの第1回目といよいよ本格化してきたが、筆者(上田)が当日の朝に事故ってしまい、
救急車強制連行されたため、本日分はおやすみです。

ATMーLAN技術

ATM
(Asynchronous  Transfer  Mode) 火同期転送モード


・ATMは、LANとWANの両方のアプリケーションに適応する新しい技術。
            B-ISDNの基本技術として研究開発されていたが、高速LANの技術として応用。


・ATMは、標準のスイッチ・インターフェースの組み合わせ
            標準のインターフェースを持ったスイッチの組合わせで、ネットワークを構成。


・ATMは、概存のLANと以下の点が違う
          ーデータを短い固定長の「セル」に分割して転送する。従来のLANのパケットは可変長。
          ーエンドポイント間で仮想の専用帯域を持つ。従来のLANは帯域の共有。
          ーコネクション・オリエンテッドで転送する。従来のLANはコネクションレス。

ATM-LANの利点
パフォーマンスの増加に対応
           ・エンド・ノードにハイスピードな専用帯による接続
           ・ネットワーク全体での広い帯域幅


飛躍的な柔軟性
           ・エンドノードの接続スピードの拡張
           ・ネットワーク全体での帯域幅の拡張
           ・WANを経由したグローバル・ワークグループの実現


データとリアルタイム・マルチメディアのサポート


強化された管理およびコントロール機能
            ・帯域幅の割り当て
            ・EndーTOーEndでの情報のやり取り
            ・固有のセキュリティ機能


LANとWANのベンダーが共有する最初の標準
            ・LANおよびWANで音声、データ、ビデオ転送をサポート
            ・内部のアーキテクチャではなく、スイッチとのインターフェイスが規定



ATM展開のフェーズ
構内バックホーンが、最初の大きな利用
            ・全体の帯域幅とパケット処理能力の増加
            ・広帯域幅のサーバー接続


デスクトップ接続への展開が次のフェーズ
            ・アプリケーションは、高品質な非圧縮のビデオ会議やマルチメディアなどにも移行
            ・ハイパフォーマンスなコンピューティングへ


ハイブリッド  /  プライベートネットワークの統合
            ・構内と全社でのATMネットワーク技術
            ・広域のワークグループ

ATMの仮想経路
   PVC
            ・予め設定した固定的仮想経路
            ・ネットワーク管理システムで設定
            ・固定的接続

   SVC
            ・通信の都度に確立される仮想経路
            ・エンドステーションの要求に応じて、必要な幅の帯域が用意される



ATMの動作
・エンドステーションとスイッチが、ATMネットワークの相互接続を仲介する


・網状のスイッチを通じてエンドステーション間の接続が確立される


・データは、セルに分割されてATMネットワークを転送される


・セルは、ヘッダー情報をもとにATMネットワークをルーティングされる


・セルは、相手先でもとのデータを組み上げられる

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