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【2000・6・14】 【連載回数 第?回】...
中継システムのモデル化
・7層のOSIインタフェースをもつシステムを終端システム
ー 発信元と宛先は終端システム
・発信元と宛先の間の中継システムとして
1)リピータ : 物理層(信号レベル)での中継システム
ー 信号の増幅や絶縁を行う
2)ブリッジ : データリンク層での中継システムで、異なる技術のLAN等の相互接続
ー Ethernetとトークンリングの相互接続
ー 同じリンクフレーム構造を持つ
ー 同じEthernetをブリッジで接続すると、ネットワークアドレスの識別によりトラフィック量(単一ネットワーク上のフレーム数)を制限できる
3) ルータ : ネットワーク層での中継システムで、異なる技術のネットワーク同士を相互接続
ー 同じネットワークパケットを通す (例:IPルータ)
ー 一方のネットワークパケットを他方のネットワークパケット変換する(ゲートウエイ)機能を有する
ー 発信元より宛先までの経路情報をもとに経路制御を行う
ー ルータ同士は経路情報を定期的に変換する
<6月15日>
IP(ネットワーク層)の問題点
・データの誤り(メモリ、ノード上で)
・パケット紛失(ノードの故障による)
・パケットの重複(ACKパケットの紛失)
ACKパケット・・・パケットの到着の有無をしらせる
・パケットの順番の狂い(データグラムタイプのため)
・輻輳(トラフィックの混雑)
・予想し得ない大きな転送遅延が発生(音声、ビデオ等リアルタイム配信が困難)
Transport層の機能
ネットワーク層の問題点を解決するために存在する
・誤り検出、重複、紛失からの回復
・順番並び替え機能
・フロー制御
・再接続機能
・多重化機能
・セグメント化
・再連結機能
TCP(Transmission Control Protocol)
session session
transport ----------------------> transport
network network
プロセス TO プロセス コミュニケーション
IPだけではアドレスがない
転送誤りとエラー復帰機能
・エラー検出機能(受信側)
・ACK(NAK)(受信側)
・タイムアウトの後送信
必要性
・ソフトウェアチェックサム(CRC)
・パケットID番号(送信サイドにより自動かつ連続的に割り付けられる)
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