以前、正規分布を「つりがねカーブを描く分布」とだけ学んびましたが、ここでもう少し詳しく「正規分布」について考えてみましょう。
正規分布とは、平均値を真ん中に描いた左右対称のカーブの分布図です。そして、次のような性質があげられます。
正規分布では、全ての度数の68%が、平均値から標準偏差±一つ分の間におさまる性質があります。
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では、これ(正規分布の性質)を使って、68%の人が食べる、ポテトの範囲を調べてみましょう。
10日分のデータのポテト、100個の分布が、平均値=50.02を中心に、正規分布に近い分布になったので、
50.02にサンプルの分布の標準偏差(ここでは±1.7548…)を加減算すればよいわけです。
つまり48.2651…本から51.7748…本の間にデータの68個がおさまる、ということになります。
つまり、ワクワクドナルドポテトの場合、100人に68人が確実に48〜52本の入ったポテトを食べるということになります。
100人のうち、68人が48から52本のポテトを食べていて、残りの32人が食べるポテトはそれより多いか少ないかのどちらかです。運よく多いポテトを食べられたらいいですが、外れることもあるのです。
これでは、3分の2の人の食べる本数の範囲しか分かりません。
そこで、ほとんどの人が確実に食べられる本数の範囲を調べてみましょう。
買ったポテトがほとんどのこの範囲に入る、というポテトの本数を調べるにはどうしたらよいのでしょうか?
そこで、これを使います