オペレーティングシステム論シラバス
2003年度前期 木曜日4,5限
講師:杉野 栄二
【授業の目標】
 本学部の教育目標の1つは、さまざまなソフトウェアの設計・開発ができるようにすることであるが、この授業はそのための基礎となるものである。
 この授業では、オペレーティングシステム(OS)の諸機能とその実現方式を理解し、情報システムにおけるOSの役割と重要性を認識する。また、OSの設計に関しての基礎知識を学ぶ。

【授業の概要】
 ・オペレーティングシステムの歴史 パッチ処理システム、多重プログラミング、TSS(Time Sharing System)・プロセスの構造と実現方式 プロセスの状態繊維、排他制御の諸方式、スケジューリング  ・メモリ管理の実現方式 ページング、仮想記憶、メモリ保護  ・ファイルシステムの実現方式 ファイルの管理構造、ファイル形式、アクセス制御  ・入出力の実現方式 入出力管理、チャネルプログラム、デバイスドライバ  ・分散オペレーティングシステム 分散処理方式、クライアントとサーバ、排他制御  ・実際のオペレーティングシステム UNIXなど

【授業の計画】
第1〜3回:入門(オペレーティングシステムの歴史を中心として)
第4〜9回:プロセス
第10〜14回:メモリ管理
第15〜17回:ファイルシステム
第18〜19回:入出力
第20〜22回:実際のオペレーティングシステム(UNIX 等)
第23〜28回:分散オペレーティングシステム
第29〜30回:実際の分散オペレーティングシステム


第1回講義内容(4月17日)
第2回講義内容(4月24日)
第3回講義内容(5月1日)
第4回講義内容(5月8日)
中間テスト(5月15日)
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