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ローカルエリア・ネットワーク(LAN)(2)

【2003/06/04】【 第14回】


<本日の講義内容>
         
              Ethernet(CSMA/CD)


Ethernet(CSMA/CD)
CSMA/CD(Carrier Sense Multi-Access with Colllision Detection)
特徴 ・商品名のEthrnetの方が有名 ・物理層の機能 --データ符号化としてマンチェスタ符号 (デジタル機器から流される信号(1、0)は、伝送路では 電流あるいは電圧のパルスで表される。その手法において、 よく使用される2種類のうちの1つ。) ★☆図形が来ます☆★ --プレアンブル (フレームの伝送始まりを表し、送信側と受信側の同期をと るためにある。) ・MAC(Media Access Control)層の機能 --ビット転送・受信の制御 --衝突(Collision Detection)の制御 ・データリンク層の機能 --データのフレーム化 --アドレスの付加(Addressing) --エラー検出(Error Detection)
CSNMA/CDのアクセス手順

手順の流れ

1)伝送上でフレームが流れていないかモニタする。
2)伝送上がビジーならば、アイドルになるまで待つ。
3)アイドルならば、フレームを転送する。そして、フレームの最小間隔
    (伝送遅延 t の2倍の時間)に衝突があるかどうかを検出する。
4)衝突がなかったら、送信を完了して、次の送信に(受信)に移る。送
    信する場合は1)に戻る。
5)衝突が検出されたら、ジャム(衝突を感知した時に流れる信号)を一
    定期間流す。ジャムを受けた他のステーションも同様に一定期間流す。
    その後沈黙(バックオフ)する。
6)バックオフは、それぞれのステーションで、独立して乱数を発生させ
    2のべき乗で決定される。
7)バックオフにより、再送するために1)に戻る。
8)もし、また、衝突するようだったならば、前回のバックオフ時間の2
    倍の時間沈黙をとる。(指数関数的バックオフ)

☆★次回に続く☆★