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意味 |
身長の例 |
その他の例 |
「名義尺度」(nominal scale) |
データの分類などをして、その分類カテゴリに名称としての数値を割り
振る。それがデータとなる。 |
身長が奇数の人を1組、偶数の人を2組とする。そのときの
1と2が名義尺度となる。これらは数値であっても、区別を表すものに過ぎない。 |
背番号など |
「順序尺度」(ordinal scale) |
アンケートの結果をある規則に従い、並べて番号を振る。そのときの順番
がデータになる。 |
背の高い順に並べて番号をふるものとする。そのときの順番が順序尺度
となる。順位であるから方向はあるが、その間隔は意味を持たない。 |
打順など。 |
「間隔尺度」(interval scale) |
データの中である基準を決め、そこからの数値の差を求める。そのときの差
(測定値)がデータとなる。 |
身長の一番小さい人、あるいは100cmからの差をとって、それを測定値とする。
そのときの数値が間隔尺度になる。比ではなく差に意味があるので、数値の原点(絶対0
点、無の状態)は不必要である。 |
温度の摂氏(°C)など。 |
「比率尺度」(raito scale) |
実験やアンケートの結果値そのものがデータとなる。 |
身長の値そのものが比率尺度になる。この尺度は数値の原点(絶対0
点、無の状態)を備えている。 |
人数や頻度などの度数、金額など。 |