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統合情報システム学

【2002.5.28】【第13回】
リードタイムと在庫

在庫問題の分類

在庫の有無に関する問題は以下のように分類できる
1、将来の需要の不確実性
 @需要が確定している場合
 A需要が不確定な場合

2、発注決定の独立性
 @それぞれの発注決定が独立の場合
 Aそれぞれの発注決定が独立でない場合



以上より以下のような場合が考えられる
@需要が確定していて、それぞれの発注決定が独立でない場合
A需要が不確定で、それぞれの発注決定が独立の場合
B需要が不確定で、それぞれの発注決定が独立でない場合



@の例題

在庫管理1在庫管理2


「条件」
仕入価格100円/1個
売値 130円/1個
発注費用 50円/1回
在庫費用 10円/1個
年間需要量 1000個

「問題」
(1)年1回発注の時の在庫管理総費用

(2)年2回発注の時の在庫管理総費用



(1)解答
上記図の年1回の発注をみると計算がしにくいが、この図から読み取れるのは
500個を1年間保存しつづけるのと費用は同じ<ということである。

在庫管理3


つまり
500(在庫個数)×10(仕入値段)+50(発注費用)=5050円


(2)解答
(1)と同じで年2回の場合は
250個を1年間保存しつづけるのと費用は同じ

250×10+100=2600円