7月5日のレポート


このレポートの採点A-




1.モジュール設計で重要なストラクチャード定理とストラクチャードプログラムとは
  どのような物か説明せよ。
2.モジュール設計で使われるNSチャートとPADを説明し、一つの事例を挙げて、
  フローチャートとNSチャートとPADを表現せよ。


1.ストラクチャード定理もストラクチャードプログラミングもモジュールの処理手順を分りやすく
 するための物である。
 そして、単純で分りやすいモジュールは「適正モジュール」と呼ばれる。
   適正モジュールとは
     ・開発・保守作業を容易にする
     ・労力と時間の大幅削減
     ・エラーの減少
        という利点がある。
 さらに、適正モジュールを作るためには
     ・モジュールの入り口、出口は1つである。
     ・モジュール内に機能とは関係ないコードが無い
        ということを基本にして、以下のようなモジュールにしていかなければならない。


ストラクチャード定理・・・処理手順の複雑さを最小限に抑えるために、
             「基本的な種類の制御構造」で表すことのできるモジュール
  基本的な3つの制御構造


 しかし、これは定理であり手法ではない。
 そこで、ストラクチャードプログラミングが出てくる。
 ストラクチャードプログラミングは、ストラクチャードの考え方を手法にした、
 規則にのっとった手法である。
 
 規則
 1.モジュール内の各処理ブロックを限定された範囲内に抑える
   *処理ブロック・・・各モジュールの中のコードのまとまりで、モジュール内にはいくつかの処理ブロックが存在する。
 2.処理ブロックの階層化
   (処理ブロックは、さらに細かい内容の処理ブロックにすることができる)
      
 説明の流れを考えるともっと良くなる!
 
2.NSチャートもPADもストラクチャード定理にのっとった、モジュールの書き方である。 
 NSチャート 
  ・全て入れ子構造で表す
  ・適正でないモジュールは
     設計できない。










 PAD
 r n i
 o a a
 b l g ・縦横の二次元的な
 l y r   処理手順で表す・
 e s a
 m i m
  s








------→NSチャートあるいはPADで表すこと



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