5月19日のレポート
このレポートの採点A
1.プロトタイピングとはどんな手法ですか、また、どんな特徴が有るか説明しなさい。
2.機能設計とはどんな設計をするのか、具体的に説明しなさい。
1.要求分析の段階(短期間)でプロトタイプを作成し、
実現されている昨日をユーザに使用してもらい、評価してもらう。
これをすることにより、利用者の潜在的欲求を引き出すことができるので、
要求仕様の変更が少なくなる。
しかし、これはプロトタイプなので、完成品にはあっても、これには無いものが有る。
プロトタイプは、主要な機能を行えればいいので
必要 ・システム指示操作メニュー
・画面のフォーマット
不必要 ・正しくないデータが入力された時のチェック
・複雑な計算を伴う処理
・複雑な条件判断を伴う処理
・複雑なエラー処理
と、基本的なところは必要とし、複雑なものは必要としない。
そして、作成上のポイントとして、
短期間で作成しないといけないので
開発に使う言語は
FORTRANやCOBOLなどのコンパイルに時間が掛かるものより、
一行一行kpンパイルしていく、インタプリタ方式の言語を使う。
このような言語を「プロトタイピング開発言語」という。
2.要求分析を元にして行うのが設計である。その内容は、
・機能設計 ・システムの物理モデル(注1)の設計
・プログラムの外部環境(注2)とのインターフェイスの設計
・プログラム設計 ・モジュールを分割
・モジュールの組み立て
・モジュール間のインターフェイス
・モジュール設計 ・モジュール内の処理手順の設計
(注1)物理モデル
ハードウェア、ソフトウェアなどの構成要素を含む実際のシステムの姿を図などで実現したもの
作成する際には「システムフローチャート」を用いる。
システムフローチャートを形作る要素は、
の5つから成り立っている。
DFDと比べてみよう。
要求分析の段階では、目標や作業しか決まっておらず、実際に
どのようなシステム仕様で行うかということに関しては触れてはいない。
なので、物理モデルを作成することによって、最終的にどのようなシステムが
構成されるのかが明確になる。
(注2)外部環境
実際に動かしたいものを動かすための他の要素(重にハードウェアを指す)
例) パソコンの場合 ・キーボード
・マウス
・プリンタ
外部環境とインターフェイスの作成
システム内のプログラムは、入力されたデータを処理し、保存または出力する。
その際の表示・出力形式や、データ保存の際の携帯を設計する必要がある。
その形式を「インターフェイス」と言う。
のように、直接外部環境とアクセスすることは無く
のように、インターフェイスを通して、
データを処理してからアクセスする。
それらの表現する方法は決まっており、
・処理されたデータをどのようにディスプレイに表示するか
→ディスプレイフォーマット
・どのような形式で、データを保存するか
→レコード方式
・どのようにプリントアウトするか
→プリントアウト形式
があり、それぞれを ☆ディスプレイ・フォーマット図
☆レコード・レイアウト図
☆レポート・レイアウト図 で表現する。
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