5月10日のレポート
このレポートの採点A
(1)要求分析工程では何を行うのか
(2)論理も出るとはどんなものか、また、何故重要か
要求分析とは「何を」「何のために」を明らかにする工程である。
つまり、どのようなソフトウェアを開発するのか、何のためにそれを開発するのかである。
現時点でのユーザの要求や問題点を明らかにする必要がある。
要求分析では「どのような」ソフトウェアを開発するか分析しなくてはならないが
「どのような」→「どのように」になってしまうことが多い。これではよい要求分析ができず、結局よいソフトウェア開発をすることはできない。この原因としては要求分析をするシステムアナリストがコンピュータ技術に関心が集中していることである。
要求分析は左図のようにソフトウェアやハードウェアよりも、開発すべきソフトウェアとは何であるかを考えていかなくてはならない。
「何を」「何のために」を明らかにするためには。システムの目標が重要である。システムの目標を考える際にはシステムの効果はどんなものかを考える必要がある。この団塊では効果を測定することはできないので、数値化し、予測をする。
この効果の中で必ず実現しなければならないものをシステムの目標とする。
これらができたら、DFDを用いてシステムの論理モデルを作成する。
ここでは
に沿って作られるために、DFDを用いる。
まとめると、システムの効果・目標の設定。それに基づいて論理モデルの作成。あくまでデータ処理に重点をおく工程である。
(1)論理モデルとは
・どのような処理が行われているか
・どのようなデータが処理されているか
を、表したものである。
特徴はハードウェアやソフトウェアの要素を含まないことである。
DFDを用いてのデータの流れや処理手順を明確にするので、開発者だけではなく、利用者も容易にシステムの機会ができる。また。開発したい作業が手作業であろうがコンピュータを使っての作業であっても同じように仕組みを表現することができる。
DFDだけではデータの構成要素が表現できないので、データの構成要素を表現するためにはデータディクショナリを用いる。
例)
表し方は
購入申請書=作成日付+工場コード+原料コード+原料名+購入数量
複数一度にあらわす場合は
購入申請書=作成日付+工場コード+1{原料コード+原料名+購入数量}3
注)複数のほうの{}の隣の数字は 左が最小値 右が最大値
データディクショナリは構成要素をあらわすためシステムの論理も出るには欠かせない。
論理モデルをより明確にするためにプロセス仕様書がある。
文章によって処理内容を記述する。処理内容を箇条書きでできるだけ性格かつ簡潔な文章で記述することがポイントである。
論理モデルを物理モデルと対比して見ると
論理モデル:何を実現するのかを明らかにする
物理モデル:どのような形で実現するのかを示す
(2)重要性 具体例?
骨が無いところに肉はつかないように、次工程の設計段階でおこなわれる「物理モデル」を作成するために論理モデルは非常に重要である。物理モデルは、当然、論理モデルを見ながら作成していくだけに、最も重要であるといってもよい。基盤がしっかりしていなくては、その得には何も立たないと言うことである。
全体をよく理解しているが、表現の仕方に工夫要
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