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←メディア論シラバスへ (12)ディジタル・メディア社会での学び
2002,7,4 第12回
<1.ビデオ「映像の新世紀へ」>
徒歩(19世紀の一番最初のパラパラ漫画)
↓
自転車(動く絵を見る)
↓
乗り物 → 車(テレビ、テレビ電話、インターネット)
↓
電車、機関車(映画)
上の図からわかるように、さまざまな可能性が映像メディアにはあった。
これらは結果として映画(もしくはテレビ)に行っただけである。
失われた未来のメディアが、過去を見直すことによって発見されるかもしれない。昔のパラパラ漫画をみていると、
今のスムーズな映像を見慣れている我々でさえ引き込まれるものがある。
それは、新しいテクノロジーには引き継がれなかった何かがそこにはあるからだ。過去の中に未来がある
<2.プリント「メディアアーティスト 岩井俊雄」>
もっと人と映像を密接に関係させるようなものをつくりたい <参考文献>
と考えている岩井俊雄さんのお話。
マルチメディア社会 = いろんな表現が統合化されて、
これまで味わえなかった体験ができるようになることしかし…
現在の「マルチメディア」 = CD-ROMを使ってマウスでクリックすると動く的もの。
いまのCD-ROM = 絵、音、文字の「トリプルメディア」。
それらがバラバラに入っているだけできちんと融合してないのが現状。
<今後について>
空気が動いて肌に触れる感覚とか、触覚とかそういう感覚の再現の実現↓
新たな独立したメディアが生まれるかもしれない。
<海外と日本の「マルチメディア」の違い>
海外のマルチメディア = これまでのメディアの概念をまとめる事で、さらに豊かな世界を目指す
日本のマルチメディア = 「ン億円産業」「市場としての有望性」ばかりが話題になっている↓
日本では「何を作るか」というソフト的な面に目を向けず、儲かることしか伸びていない
「マルチメディア学がわかる」1995年、朝日新聞社
<3.「メディア論」の評価について> (以下は配布資料より)
1、個人レポート(30%)
この講義で学んだことを3つ述べよ。提出期限8月12日2、講義コメント(30%)
毎回の講義に対しての感想、質問、意見などをコメント用掲示板に書き込む。3、グループ作品(40%)
以下からひとつ選んでやる。グループは1人〜3人で任意に構成。誰がどの部分を担当したかを明記すること。その1「メディア論のポータルサイトをつくる」
今までやってきたうちのある回について取り上げ、その事柄についてより深く学びたい人のための「ポータルサイト」を作成する。その2「メディア論の<あの言葉>を極める」
今までやってきた中で「もっと調べてみたい」と思ったことをとことん調べて電子レポート(HTML形式)を作成する。その3「メディア論に関する本の紹介」
「メディア論」に関連する本を1冊読破し、その概要をまとめるとともに、
感想やコメント、参考となる事柄へのリンクなどを実装した電子レポート(HTML形式)を作成する。
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