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←メディア論シラバスへ (10)ケータイするということ
2002,6,20 第10回
<1.電話放送からケータイへ> これほど変化したメディアはないでしょう。いつでもどこでも手軽に使える携帯電話。ケータイはまだまだ進化しそうです。
(以下は配布資料より)
通信手段の主役が固定電話から携帯電話に交代した。携帯電話(PHS含む)の加入者数が、一般の固定電話(総合デジタル通信網=ISDN除く)を追い抜いたことが、NTTドコモの発表などで確実になった。 電話だけでなく、大容量のデータ通信や動画の電送などができる次世代携帯電話サービスにより、 インターネット時代のインフラとして、さらに利用者が増えることが予想される。 その一方で、固定電話に比べて割高な通信料金や、 つながらなくなるトラブルの多発など、解決すべき問題も多い。(配布資料の参考文献)
「朝日新聞 2000年(平成12年)4月7日 金曜日」の1面と11面<2.「ケータイPHSで生活・仕事はどう変わるか」(1999)> ・修学旅行でGPS機能を使用することにより、生徒は迷子になっても自分達が行きたい場所を探すことができるし、 先生は生徒達の居場所を知ることができるので安心できる。
・どこでもオフィス(どこでも仕事ができるのでわざわざ会社に行かなくても良い)
・メールや映像のやり取りができるので、耳の不自由な人でも使える便利には便利なのですが、情報にふりまわされないように情報を選択する力をつけることが大切です。 また、TPOにあわせた使い分けを心がけましょう。
<3.運転中ケータイで事故が多いのはなぜか:場所性> 同乗者と会話している場合、場所を共有しているため、どちらも危険を察知し、何が起こっているか判ることができます。 しかし携帯電話を使って会話している場合、運転手は電話にも運転にも注意を向けなければならないので注意力が半減します。 また、携帯電話の向こうにいる話相手は場所を共有していないため、こちらで何が起こっているのかわかりません。 だから事故が多いのです。
<4.車内ケータイがうるさいのはなぜか:不関与の規範> 何が起こっても知らん顔するのがわれわれのマナー。
しかし…
車内ケータイ このように、今までの常識が崩れてしまうため、車内ケータイはうるさいと感じるのです。
↓
(周囲の人々の頭の中)
誰と話しをしているのか気になる
片方の会話しか聞き取れないから何が起こっているのかわからない
想像力を掻きたてられる
↓
不関与の規範が当てはまらなくなる
(無視できなくなる)
↓
ウルサイ
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