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(7)編集とは何か

2002,5,30 第7回


<1.やらせ問題は何が問題か>

(以下は配布資料より)
やらせとは事前に打ち合わせをして自然な振る舞いらしくおこなわせること。また、その行為のことである。
つまり情報操作(社会的事実を、ある人や団体に有利なように変容させて情報提供すること)が行われる。
これが社会的強者だけの特権となり、社会的差別が助長されることにつながる。
これは巧妙に行われるため、一般の視聴者は気づかないうちに考え方まで左右される恐れがある。

配布資料の参考文献
川上和久(1994)「情報操作のトリック〜その歴史と方法〜」講談社現代新書1201
渡辺武達(1995)「テレビ〜やらせと情報操作」三省堂選書184
金澤寛太郎(1997)「現代のメディア環境」学文社

<2.やらせを生む構図>

「隠された真実」というビデオを見た。
優れた写真技術で意図的に人を消していたという事実があった。
国家がメディアを統制して違う情報を流していた。
つまり、意図的に事実をねじまげた情報を流し、聴衆に間違った情報を流していたのである。
日本でもこのようなことはあったそうだ。
現在は…どうだろうか。私的にはまだこのような情報操作がされているような気がする。
自分で実際に確認していない情報を鵜呑みにするのは危険である。

<3.ヘイトサイト問題>

ヘイトサイトについてのビデオを見た。
ヘイトサイトとは意図的に事実を曲げて編集されているホームページのことのことである。
監視をし続けて削除を依頼しても、全く独立した接続業者からの情報発信なので、
こうしたホームページはなくならないばかりでなく、だんだん増える傾向にあるそうだ。
何が正しくて何が正しくないのかを判断できる能力を身につけなければならない。

<4.体験メディアのABC〜インタビュー>

ビデオを見た。タイトルは上記のとおりである。
プロのインタビューの仕方は
1、ねらいをしぼって聞く
2、すぐにまとめる←インタビューの内容が頭に残っているうちに
3、文章を繰り返しチェック
だそうだ。
話した人の意見を尊重できる文章にするのが目標なのだそうだが
同じ話をきいても人によってまとめ方が違ってくる。
何をテーマにするかによっても話が違うものになってしまうようだ。

<参考資料>
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