←講義のツボメニューへ
←【情報システム基礎論】シラバスへ 中程度のモデル化
【日付 2002.05.16】 【連載回数 第11回】
生産計画の問題
A社は、2種類のワープロA、Bを作っている。組立と検査・梱包の2つの作業があり、組立には、ワープロAは1時間、ワープロBは5時間が、また検査・梱包にはどちらも1時間が必要である。A社で一日に利用可能な労働時間は、組立に20時間、検査・梱包は8時間である。ワープロAは1台当たり300円、ワープロBは1台当たり500円の利益が見込めるとすると、利益を最大にするにはどのような生産計画を立てればよいか。
○生産計画問題のモデル化(線形計画モデル)
次の制約条件を満たして、目的関数Rを最大にするようなワープロAの台数xとワープロBの台数yを求める
制約条件: x+5y≦20、x+y≦8
x≧0、 y≧0
目的関数: R=300x+500y
線形計画法のよる解法
図
線形計画問題の解は、制約条件で構成される領域の端点で得られることが数学的にわかっており、端点を調べて目的関数の最大値を求めるアルゴリズムが作れれているこの解法はシンプレックス法と呼ばれており、計算機上で実行可能なソフトウェアが開発されている。
小レポート(3)
講義プリントの問題2.9。宣教師と人食い人種の問題。
状態空間探索の方法で最終状態に至る経路を見いだせ。
A4用紙1枚 学籍番号、名前記入
提出日:5/22(水)1限授業時