←OS論シラバスへ
←講義のツボメニューへ

OS論 入門

【2001.10.1 2001.10.5】【第1〜2回】
オリエンテーション
成績に関して
最終試験:70% 小試験・レポート:30% 出席 他:10%

オペレーティングシステムって何?
  ・コンピューターをオペレーティング(運転)するシステム
  ・すべてのソフトウェアの中でもっとも基本にある、最もハードウェア側に近いソフトウェアとも言える
  ・アプリケーションプログラムを動かすための土台を提供する

金融システム飛行機の座席予約システムアドベンチャーゲーム
コンパイラエディタコマンドインタープリター
オペレーティングシステム
機械語
マイクロプログラム
物理装置


オペレーティングシステムの役割
  ・拡張マシン(extended machine)
   あるいは仮想マシン(virtual machine)
  ・資源管理

資源管理とは
    複雑なシステム個々の要素≪資源≫すべてを管理し、コンピューターシステムの効率的な運転を行う。
    (ハードウェア資源、情報資源、人的資源)

オペレーティングシステムの歴史
 第一世代(1945〜1955)−真空管と配線盤
    この時代には「オペレーティングシステム」という言葉さえなかった。

 第二世代(1955〜1965)−トランジスタとバッチシステム
    製品としてコンピューターが販売される。
    設計者、製造者、オペレータ、プログラマ、保守要員の各作業が分業化された。
    大企業、主要政府機関、大学だけがコンピューターを購入できた(値段が高かった)
  ・第二世代にメーカーが抱えていた問題
    二種類の互換性のない別々のコンピューターの存在
    1、大規模科学計算用 ・・・高価で、高速処理が可能
    2、文字処理思考の商用・・・安価で、処理は低速
 第三世代(1965〜1980)−ICと多重プログラミング
    第二世代での問題点を解決するために、IBMはSystem/360を導入
    低価格から高性能タイプまで、ソフトウェア互換のあるマシンのシリーズを開発
  ・第三世代で普及した重要な技術
    ・多重プログラミング(multiprogramming)
    ・スプーリング(Simultaneous Peripheral Operation On Line)
    ・タイムシェアリング・システム(TimeSharing System)