【日付 2002,1,16】 【連載回数 第23回〜第24回】
◇システムズ・アプローチとは?
現実の状況や現象を分析し抽象化して関連性の深い対象の集まりであるシステムとして捉える事
システムズ・アプローチに関連する専門科目例
・情報システム構築学
情報システムの構築、特に開発問題に対する基本的方法
・戦略情報システム学
研究開発・新規事業における情報システムの戦略的役割
・統合情報システム学
組織間、組織内の諸活動を全体的な視点から支援する情報システム
◇水産加工業者の事例
授業では生徒一人一人が水産加工業者になってビジネスシュミレーションを行った。
○問題の解説(1)
・一人一人が水産加工業者である
・市場から魚を仕入れに缶詰に加工し出荷する
・魚や缶詰の単価は変動する
・安く魚を仕入れて、高値で売れば大きな利益が見込まれる
・現実には、魚の量・缶詰の売れ行きがあるが、この演習では希望の数量を仕入れ、
出荷するものとする。
○問題の解説(2)
・仕入れた魚は冷蔵庫に保管できるが、保管費がかかる(一日一匹あたり50円)
・缶詰も保管ができる(一日一缶あたり100円)
・問題を簡単にするために、魚1匹から缶詰が10個できるものとする
・魚は1回の仕入れは50匹まで
・缶詰は1回の出荷は300個まで
○ビジネス・シュミレーション(1)
・各社の魚の在庫100匹、缶詰の在庫100個、資金は100000円
・以下の処理を10日間繰り返す
・魚の単価を公表
・魚の仕入れ量、加工数量を決める
・魚の在庫・保管費の計算
・缶詰の単価を公表
・出荷数量を決める
・缶詰の在庫・保管費の計算
・資金を計算
○ビジネス・シュミレーション(2)
・10日間の魚と缶詰の保管費を合計する
・この期間の経営状態を報告する
・費用:魚仕入れ費、魚保管費、缶詰保管費
・収益:缶詰売上高