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情報システムの基礎

【日付 2001,12,19】 【連載回数 第21回〜第22回】


◇情報システムの開発のライフサイクル・モデルというのは下図のとうりになっている

  
このモデルはウォーターフォール・モデルと呼ばれている。


この開発モデルの各工程をもう少し詳しく見ると下図のようになる


◎計画

   ○情報のカオスからの出発

       ・作業:要求分析
       ・手法:データフロー分析
       ・結果:要求仕様書

◎システム設計

   ○システム構造の決定
       ・作業:機能設計、データベース設計
       ・手法:構造化設計、分割統治法
       ・結果:概要設計書・詳細設計書

◎プログラミング

   ○システム構造のモジュール構造の決定
       ・作業:モジュール設計
       ・手法:段階的詳細化、構造化プログラミング
       ・結果:モジュール仕様書

◎テスト

   ○システムの正当性・プログラミングの性能の検証
       ・作業:モジュールテスト、結合テスト
       ・結果:テスト仕様書、結果

◎運用・評価

   ○妥当性/使いやすさの分析・評価
       ・改良点→システムの改良
       ・次期システムの計画
       ・システム・ライフサイクル

◇ウォーターフォール・モデルの問題点

・要求仕様の厳しさ
・全体の仕様の適切さは完成後、実際に使ってみなければわからない
・改良のためのフィードバック期間が長すぎる

◇改良の方向

   ○言語
       ・オブジェクト指向プログラミング
       ・Smalltalk、C++、CLOS、VB、Delphi、Java
   ○設計環境
       ・計算機支援ソフトウェア工学
       ・CASE
   ○設計方法論
       ・プロトタイピング、ユーザ参加型

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