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【情報システム基礎論】シラバスへ イントロダクション1
【日付 2001,10,03】 【連載回数 第2回】
ソフトウェア情報学
すでに確立した計算機科学に最新の「情報技術」を導入するこ とによって、現代的な姿の計算機科学領域であると考えられている。
広義の情報処理システム:計算機、人間、一般の生体、組織、社会など
情報処理システム
情報は、情報処理を行う何らかの主体が存在してはじめて意味を持つ、この授業ではそのような主体を一括して情報処理システムと呼ぶことにする。
一般的な情報システムの基本要素は次のとうり
○ 情報の認識:環境から情報を認識(入力)
○ 情報の伝達:情報を外部に伝達(出力)
○ 情報の蓄積:情報を組織化し蓄積(保存)
○ 情報の変換:情報を変換(処理)
情報システム学の方法論
三つの基本的方法論がある
○システムズ・アプローチ
複雑な現象をある視点から関連づけ、まとまりのある全体(システム)として捉える。モデル化を行う上での基本的かつ一般的な考え方を与える
○モデル化
複雑な現象を理解し問題を解決するために、本質的な面だけを抜き出して、現実の似姿(モデル)を構成する。素朴で直感的なモデル化から、数学的なモデルまでさまざまな方法が考えられる。
○形式化
現実世界の似姿であるモデルを記号処理機械である計算機上で問題解決を行うことが可能なように、記号とそれらに関する規則の形に変形する。例えば、プログラム言語はそのような形式的なモデルを記述する言語の典型である。
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