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←ヒューマンインタフェース シラバスへ コンピュータと人間との関わり(4)
― 人間の認知構造(前回の続き) ―
【2001,11,21】【連載回数 第8回】
(e)再生と再認(長期記憶の取り出し方)
設計原則
再生 : 知識を正確に取り出す 再認 : 知識と照らし合わせて取り出す
- 再認を積極的に利用(コマンドメニュー、コマンドリスト)
- 再認すべき項目に類似した項目は提示しない(再認ミス)
(6)意思決定と作業記憶
設計原則
長期記憶から再生した情報を一時的に保存 短期記憶と同じ領域を使用(同じ欠点をもつ)
- 作業(短期)記憶中のユーザに思考させない
- 考えた後で短期記憶にさせる
(7)判断に影響を与える事柄ユーザの心理特性や思い込みを利用し、提示情報が不完全でも設計者の期待通りの判断をさせることが可能
- 錯視 : くっきり、はっきり表示
- 立体感 : 背景と区別させた表示
体制化
- 図形の中に規則性や意味を見いだそうとする心理的機能
- ゲシュタルトの法則
- 近接の原理
- 閉合の原理
- 類同の原理
![]()
- シンプルな表示で意味区分の表現が可能
先入観(前もって保持しているものの見方、捉え方) ![]()
設計原則
- ユーザにシステムの概念を形成させる
- 正しい先入観は効率的操作とストレス防止になる
********************レポート ******************** コンピュータ・対話型装置のデザイン
短期記憶、先入観、受容器の性質を利用したデザインの例をそれぞれ2個ずつ説明
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