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ヒューマンインタフェース概論(3)
【2001,10,17】【連載回数 第3回】
入力デバイス = 操作器
入力データ形式
- デジタル値 ― ON or OFF 、文字(キャラクタ)
- アナログ値 ― 幅のある値(0〜n)
→ コンピュータにとっての意味
― 位置・空間情報入力デバイス ―
1. ポインティングデバイス
1、絶対座標操作モード:デバイスの位置が一対一でディスプレイ上の位置に対応
2、相対座標操作モード:デバイスの変位量がカーソルの移動量に対応
3、ディスプレイ/コントロールゲイン(D/CG):デバイスの変位値に対するカーソルの移動量(マウスの移動量)の比
4、レートコントロール:デバイスの変位速度に比例したD/CG(マウスの感度)でカーソルを移動させる制御法
■間接型ポインティングデバイス
1.マウス
2.トラックボール
3.タブレット
4.ジョイスティック
5.キーボード
6.タッチパッド
7.スティック型ポインティングバイス
■直接型ポインティングデバイス
8.タッチパネル
2. 人体動作入力
・コンピュータ操作における3次元入力、「約束事」を必要としない
1.データグローブ
2.モーショントラッキング
― 文字入力デバイス ―
■間接入力 - ひらがな → 漢字
1.キーボード(配列)
・アルファベット
- QWERTY配列(遅い)
- DVORAK配列(早い)
・日本語
- 旧JIS配列 ― 日本語のキーが4段(数字のところにもある)
- 新JIS配列 ― 日本語のキーが3段に納まった
- 親指シフト ― シフトキーを押しやすい配列
■直接入力 - 漢字
タブレット式
T-Code(2ストローク入力)
| a | b | c | … |
a | 請 | 境 | □ | … |
b | □ | □ | □ | … |
c | □ | □ | □ | … |
: | : | : | : | |
例えば、
aaと入力すると - ”請”の字が出る
abと入力すると - ”境”の字が出る
2.ペン入力(筆順、くせ字、大きさに対応)
・構造解析的手法 - ストロークの認別
・統計的手法 ――- パターン全体の特徴
********************レポート ********************
授業にでなかった入力デバイス(対話システムで利用されるもの)を3つ調べる。機能、長所、短所