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ヒューマンインタフェース概論(2)
【2001,10,10】【連載回数 第2回】
HI(Human Interface)の歴史
デカルト 人体機械論
18世紀 産業革命
- ラッダイト運動:人が機械に使われていると思った人達が、機械を壊して仕事を人間の手に戻した
19世紀 人間工学
ヨーロッパ:いかに高生産性を維持するか、管理工学、労働科学
- 人間を機械の部品とみた(8時間労働なら、間に1時間休みをとると効率が良い etc..)
アメリカ :人間性重視
- 環境をどう変えたら人間が楽しくできるか?
20世紀 ・サイバネティクス:システム科学
・人間機械系:フィードバック制御系としての人間、数学的モデル化
・コンピュータの登場一般化
電子計算機 ←― 大砲の弾道計算
↓
パーソナルツール 思考を拡張する道具(アランケイ)
↓
ワープロ、アイデアプロセッサ、ハイパーメディア
対話システム
受容器 | ← | 表示器 |
↓ | | ↑ |
頭脳 | | 演算装置 |
↓ | | ↑ |
効果器 | → | 操作器 |
ユーザ | | システム |
◆ 受容器 → 人間の5感
◆ 効果器 → 人間の手足
◆ 操作器 → マウス、キーボード
◆ 表示器 → ブザー
分類
(1)専用端末
表示を見ながら一定の手順処理
・キャッシュディスペンサー
(2)多機能機器
・ビデオ、携帯電話
(3)単一情報の取りまとめ機器
ユーザの頭の中のイメージやアイデアを取り扱う機器
・ワードプロセッサ専用機
(4)複合情報の取りまとめ機器
・パソコン、ワークステーション
ユーザインタフェースデザインとは
・裏づけのあるデザイン
→ 理由、一貫性
・デザイン目標としての使いやすさ
効率と品質が多い
操作 → 方法がわかる、間違えにくい、結果を想像できる
学習 → 覚えやすく忘れにくい
(1)HIデザインの対象
・表示
・操作
・外観
(2)デザインのポイント
(A)身体的適合性
・表示 → 生理学、文字のサイズ、輝度、フォント、etc..
・操作 → 位置関係、力学的側面
(B)頭脳的適合性
・ユーザのメンタルモデル → 動作や機能の理解と推測が可能な対象の見方・とらえ方
・わかりやすさ、見やすさ
・作業分担
・情報授受のタイミング
(C)時間的適合性
→ 疲労度、作業時間
(D)環境的適合性
→ 暗い場所、etc..
(E)運用的適合性
********************レポート ********************
身近な対話型システムについて、使いにくい点と改善点