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←【戦略情報システム学】シラバスへ 担当:渡邊慶和システム事例 【2000/12/22】 【連載回数 第12回】
今回は先進的情報システム事例として、いくつかの企業の事例が説明されました。
結構前の資料らしく、今はどうなっているんだろう?という課題が最後に出されました。
- ■先進的情報システム事例
項目・会社名(業種) 本田技研(製造業) 東京ガス
(エネルギー)第一勧銀(金融) 伊藤忠(商社) セブンイレブン
(流通・サービス)西武情報
(流通・サービス)最近?(86.11〜89.3)開発された代表的アプリケーションシステム (1)「統合OAシステム」
ーHARMONY-・オフィス共通業務支援
・意思決定支援
・オフィスコミュニケーション支援
・定型業務支援(1)「東京ガス営業情報ネットワーク」
ーSSSシステムーSALES・・・販売の強化
SERVICE・・・サービスの向上
SHOPS・・・間接部門(店)の効率化、合理化(1)「第3時オンラインバンキングシステム」 ー国内営業店システム
ー本部情報系システム
ー国際業務システム
ファームバンキングシステム
(取引銀行向け対外ネットワークシステム)(1)企業間システムネットワーク
(鉄鋼、繊維、食品など)(2)自動車部品取引システム
(3)SHIPMATE
(船積みまでの処理の合理化)(4)回収支払オンラインシステム
「総合店舗情報システム」
(1)EOBシステム
+POSシステム(2)オンライン物流システム
(1)新クレジットシステム
西武のクレジットカード(セゾンカード)の売上、紹介、回収システム(2)チケット・セゾンチケット販売システム(予約・問合せ・発券・仕入れなど)
開発ニーズ
(必要性・開発要請)a.オフィスの変革
ルーチン型オフィス
→思考型オフィスb.オフィス生産性の大幅向上
↑
全社企業プロジェクト
「EX-O」運動a.都市ガス需要の拡大(家庭用、大口需要家) b.業容拡大(親会社、関係会社)
c.新規事業への進出
↑
「業務効率化委員会」
(営業部門、情報システム部門)a.金融自由化 b.顧客ニーズ
c.国際化
d.競争力強化
(1)、(2)商権の維持
・鉄鋼:鉄鋼メーカ主導
・繊維、食品:伊藤忠主導(3)流通管理業務の合理化
(4)取引代金回収、支払の合理化
a.コンビニエンスストアとして業態必須の戦略システム
・顧客確保
・長時間営業店の増加
・ファースト制度
(食品材料)
・セブンイレブンを中心とした物流システムa.業務規模拡大の要請 b.多角化、業態の拡大
↑
オーナ及びグループ各社からの要請先進性
(先進的理由・内容)a.MML(マイクロメインフレームリンク)型データベースシステム b.多機能ワークステーションの活用
c.広域ネットワーク
d.IDカードの活用
a.自社の合理化のため関係会社の合理化、業容拡大も狙う大規模ネットワークシステム b.顧客情報のデータベース化をはじめとする情報の蓄積・整備
→新規事業開拓への布石a.異機種メインコンピュータの複合的活用 b.設計、運用への新しい試み
・設計と開発の分離
・開発ツールの整備
・夜間の自動運転a.経営のニーズを反映した川下展開システム
・取引先との緊密化
・質的サービスの向上a.先進的POSシステム
セブンイレブン本部を中心とし、川上,川下に一体的に展開した総合流通システム(1)カードシステム規模の大きさ(500万枚の規模の要請) (2)開発期間の短さ
(4.5ヶ月)環境変化への対応 (1)オフィス革新の有力なツールとして
(ルーチン型オフィス
→思考型オフィス)a.市場環境の悪化への対処 ・経済の成熟化、成長率の鈍化
・人口、世帯数の伸び鈍化
・消費者要求の高度化、多様化
・情報化の進展
など(1)金融の自由化、国際化への対応 ・競争力強化
・営業店からの要請
・ビジネスチャンスの拡大
(国際マーケットへの進出)
(1)商権の維持・拡大に不可欠 a.流通・サービス業界の環境変化に素早く対応
・消費者ニーズの多様化
・メーカ主導からの脱却a.ビジネスチャンスの早期獲得 b.競合他社との対抗上ー競争力の強化
今後の開発予定 A.既存のデータ系にイメージ系を統合化したアプリケーションシステム A.「営業設備工事総合システム」
ーPEGASUS−A.企業間結合の拡大
(ネットワークを通じた情報系列化)B.データベースの再構築
C.複合通信システム
「プラン88」
(10年先を見た3年計画)A.経営指導員を支援するシステム
- といったような資料を渡され資料中心で説明がありました。
- 課題は最初に書いたとおりです。
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