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9.5Routing Algorithm(ルーティングアルゴリズム)

【2000.11.30】 【第15回】


9.5Routing Algorithm(ルーティングアルゴリズム)
・ルーティングで1番安い(短い)コストの道は何か
・各リンクのコストが分かれば1番安いコストが分かる

9.5.1 Distance Vector Routing(距離ベクトルルーティング)
・各ルーターが自分が持っている全ての情報を隣のルーターにシェアする
・次の3つのことが分かればアルゴリズムが分かる
1.ネットワーク全体の知識について
・各ルーターがネットワーク全体の知識をもっている
2.隣のルーターだけ
・自分の隣のルーターにだけ知識を送る、隣のルーターは自分の知識を何らかの形で最新情報にする
3.一定の間隔で情報を共有
・その知識をある設定している時間で情報を送る

Distance Vector Routing Table(距離ベクトルルーティングテーブル)
・table化して送る
・自分のテーブルを最新情報にして自分の隣のルーターに送る
・最初に送ったルーターのテーブルと隣のテーブルを受け取る
・他の全てのルーターの知識をもらうことができる

Creating Routing Table
・一番最初に作るときはルーターがどのようなネットワークにいるかわかる
・自分の論理アドレスを見て最初に自分のルーティングテーブルを作る
・そのルーティングテーブルは少なくとも3つの情報を持っている
network ID(最後に送りたいルーターのID
cost(何ホップくらいあるか)
next router(hop)(すぐ隣のルーターは何か)

Routing Table Distribution
・基本的にテーブルは隣に送る

Updating Routing Table for Router A
・AがBからテーブルをもらった時に自分のテーブルにする
・Bのテーブルに1を足す
・自分のテーブルと組み合わせて新しいテーブルを作る
・同じデータが二つあるかもしれない
・その時には1番安いコストのものをキープして他のデータを削除する

Updating Algorithm
・隣のルーターからもらったとき最初に1を足す
1.もらったテーブルをチェック、ネットワークIDが自分のテーブルにない時はその情報を自分のテーブルに追加
2.もし、自分のテーブルにあるときは
a.ノード名が同じときはコストが高くても自分の古いテーブルを新しいものにする
b.next-hop fieldと自分のルーター名が同じじゃないとき
i.advertised hop countが一つのテーブルより小さかったら新しいテーブルをエントリーする
ii.同じか大きかったら何もしない

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