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Routing Algorithm (ルーティングアルゴリズム)の続き

【2000.11.30】 【第16回】



9-5-2.Link State Routing(リンク状態ルーティング)
・リンク状態ルーティングでは、各ルータが自分の隣のルータについての情報を、全てのルータに送る。各ルータは、隣のルータの情報しか持っていない。

Cost in Link State Routing
・リンク状態ルーティングのコストは、ホップではなく、セキュリティーやトラフィックなど他の情報でコストが作られる。
・これらは数字で表わされる。

Link State Packet
・ルータが隣のルータについての情報を送るとき、他の全てのルータに送る。
・そのルータは、Link state packet(LSP)に送る。
<LSPの表の項目>
Advertiser : 送信するノードの名前
Network : 隣のノードが接続しているネットワークID
Cost : 隣のネットワークのコスト
Neighbor : 隣のルータ
Getting information about Neighbors : ルータが生きているか、死んでいるかを確かめる。

初期化
・それぞれのルータは、リンクの状態を見つけ出すために隣のルータの情報を送る。
・その時、LSPが準備され全てのネットワークに送る。

Link State Database
・全てのルータが全てのLSPを受け取り、このルータのデータベースに情報を書き込む。
・全てのルータのデータベースは同じデータベースになる。

The Dijkstra Algorithm
・このアルゴリズムは、あるルータからルータへ行くために一番短いルートを計算するためのアルゴリズムである。
・ルータからネットワークに行くときはコストがかかるが、ネットワークからルータに行くときはコストはかからない。

The Dijkastra Algorithm(Shortest Path Tree)
・アルゴリズムの基礎
1、アルゴリズムは最初にルートを選ぶ。木構造を作りたいルータがルートになる。
2、ルートから届けられる全てのノードを一時的に接続する。
3、アルゴリズムは一時的になったルータと加えられたコストで一番少ないルータを比較し、選び、固定的に接続させる。
4、他のノードを選び、データベースをチェックし、この選んだノードに行くことができる全てのノードを一時的に接続する。
5、全てのルータを回るまで3と4を繰り返す。


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