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Networking and Internetworking Devices

【2000.11.16】 【第14回】



9-2.Bridges の続き
・bridgeは、データリンク層だからつながっている全てのコンピュータの物理的アドレスを知っている。
・フレームがbridgeに入ってきた時、目的地のアドレスをチェックし、同じセグメントのアドレスだったらbridgeは、ブロックし下のセグメントに行かないようにする。下のセグメントのアドレスだったらbridgeを通り、目的地に送る。

Bridgeのタイプ
・セグメントを選択する時、Bridgeは全てのコンピュータを物理的アドレスが含まれているlook-up tableを持っている。どのようなアドレスがどのセグメントに属しているかを表わしている。

Simple Bridges
・このBridgeのタイプは管理者がlook-up tableを作っている。変更の時も簡単に手で修正できる。
・これは簡単だからコストも安いけれど、使いづらい。管理するのにも使いづらい。

Learning Bridges
・これは、Bridge自信がlook-up tableを作る。
・最初、look-up tableは空である。
・フレームが来たら、受信側と送信側のアドレスをチェックする。もし、送信側のアドレスがlook-up tableになかったら、全てのコンピュータに送る。それから送信側のアドレスとセグメントがlook-up tableに書き込まれる。
・Learning Bridgesは複雑だが使いやすい。

Multiport Bridges
・これは2つ以上のセグメントをつなげることができる。
・これはSimple Bridges、Learning Bridgesどちらでも使える。

9-3.Routers(ルータ)
・RouterはOSIモデルの物理層、データリンク層、ネットワーク層を含んでいる。だから、Repeaterやbridgeの部分も出来る。
・これは同じようなプロトコルの違うtopologyの2つ以上のネットワークをつなぐことができる。
・つながっているそれぞれのネットワークアドレスも知っている。
・ネットワークアドレスも知っているので、いくつかの可能なパスから一番ベストなパスでパケットをルータに送ることが可能である。
・Routerは複数の違うtopologyの間でパケットを送ることができる。
・あるネットワークのコンピュータから隣のネットワークのコンピュータにパケットを送る場合、RouterからRouterへと送っていく。
・もし、受信側と送信側のネットワークのRouterがつながっていなかったら、Routerにつながるように次のRouterへ送っていく。
・Routerはネットワークアドレスがわかっているのでいくつかのパスから一番ベストなパスを選択する。だから送り方は決まってくる。

Routingのコンセプト
・Routerの役割は隣のネットワークに送ることである。
・行く方法が2、3個だったらRouterは性能が良く、コストが安く、1番短いルートをとる。

短いルートとは・・・
1、目的地までにかかるホップの数字が短いこと。(例)A-Bは1ホップ。A-B-Cは2ホップ。
2、その他に時間が速い、信頼性が高い、安全性が高いなど。
・一般に短いルートとは多くの要素の組み合わせを意味する。

分散Routing
・これはそれぞれのパケットに新しいルートを選択することができる。

Packet Life Time
・目的地に実際に行かないで、ルータの間をパケットがルートしている事がある。
・例えばA-B-Cというルートでパケットを送りたい。
・しかしB-Cのルートが使えなくなった。
・BはAにパケット送り返す。
・そしてまたAはBにパケットを送り返す。このようにこれが繰り返される。
・だからループしないためにLife timeを加える。
・Life timeに数字を与え、パケットを受け取るたびに1を引く。
・Life timeが0になったとき、パケットを殺す。そして新しいパケットをまた作る。

9-4.Gateways(ゲートウェイ)
・ゲートウェイはOSIモデルの7つの全ての層に命令する。
・ゲートウェイはプロトコル交換機である。
・これはあるプロトコルからパケットを受け取り、そのプロトコルから他のプロトコルに変換し、パケットを送る。
・ゲートウェイは一般にルータに取りつけられたソフトウェアである。


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