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認知過程のモデル

【12月13日】 【第9回】
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(1)受容器
視覚 →  指向性がある   遮断することができる
 
聴覚  →  無指向性    遮断が困難   注意がほかの部分に向いても情報受信可能
                複雑な情報を伝達可能   でも図はむずかしい
聴覚をHIに使うとき
1、入力の捕捉  エラーの発生  に有効
2、ユーザの注意を喚起できる
3、複雑、重要な情報は提示しない   視点を用いる

皮膚感覚  →  圧覚    痛覚   温覚
                        受容体は不均一に分布   指先に集中
HIに使うとき
1、重要なキーやボタンに凹凸をつける
2、タッチパネルのようなものは押し込んだ感覚がないのでなんらかのフィードバックする

(2)感覚レジスタ
受容器にいれた情報をそのまま短時間貯蔵
感覚が強いほど、取り込み時間は短く
HIに使うとき
1、緊急な情報は多き、明るく、強く

(3)注意選択器
注意を向けている情報だけを意識にのせる (選択的注意という)
同時に複数の話題を処理することができない
HIに使うとき
1、処理すべき複数の情報を同時に提示しない

(5)短期記憶
思考の過程
外界から入ってきた情報を解釈して、その解釈にもとずいて、次にどのような行動を起こそうか判断する過程
  →  そのためには記憶場所が必要
     作業用の場所                   >   短期記憶
    ずっと持っている場所    >   長期記憶

短期記憶の特徴
・時間が経つと自動的に消える
       繰り返すことで保持時間を伸ばせる
            維持リハーサル:  おうむ返しにくりかえす
            精○化リハーサル   :  意味を考えながら維持する
・記憶容量は少ない
      通常4±1チャンク、努力すると7±2くらい
・意味のあるものの方が覚えやすい
HIに使うとき
1、対話作業の中で5チャンクを超える短期記憶は保持させない
2、保持させる場合、意味のあるもの、意味がとれるもので保持する







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