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U長期記憶の特徴

【1月10日】 【第10回】
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(5)長期記憶
  数日から生涯にわたり保持される記憶(知識、一般化されるもの)

○意味知識とメタ知識
意味知識・・・具体的な物事に対応した知識(CPUは〜である)
メタ知識・・・やり方・方法に対する知識(CPUはコンピュータ辞典で調べる)


設計原則
機能が豊かになってくると必要となる   意味知識が爆発的に増える

意味知識をメタ知識化したツールを提供する
  例 : やりたいところから引けるコマンド一覧表、 エラーメッセージの解説や対処法

○新規知識と既存知識
既存知識・・・既に獲得している知識
新規知識・・・新たに覚えなければならない知識
                            努力が必要、高齢になると獲得に時間がかかる。 緊急時に獲得できない

設計原則
できるだけ既存知識で利用できるように、新規と思われるものはそのときに説明

○汎用知識と特有知識
汎用知識 ・・・世の中に共通して広く通用する知識
特有知識・・・ある特定のシステムのみ運用する知識

設計原則
できる限り汎用知識を利用して操作できるようにする

○記憶しやすい知識
短期記憶しやすいものは長期記憶しやすい

設計原則
長期記憶させたいものは意味とセットする

○再生と再認
再生・・・知識を正確に取り出すこと
再認・・・知識と照らし合わせて選びだすこと

設計原則
再認の方が安易でコマンド入力よりメニュー選択
再認すべき項目が類似していると再認ミスをする
 

(6)意思決定と作業記憶

短期   →    作業記憶       |     →    長期

短期記憶を作業領域に確保してから、よく考え長期記憶にいくのだが、その過程で他の短期記憶がきてはいけない

設計原則
短期記憶しているユーザにものを考えさせない
考えた後で短期記憶する
  







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