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モジュールの独立性(1)
2000.12.4-4 第15回
I.前回ビデオ内容&課題解説
前回ビデオ:プログラム構造設計:モジュール、トップダウン設計、モジュールの独立性など
モジュールとは、、、
ある機能を実現するソフトウェアの単位(ソースコードの集まり)。
大きなプログラムの中で、論理的に完結している部分のこと。したがって、プログラムはモジュールの集まりと見なすことができる。("パソコン用語辞典" 技術評論社より)
モジュールの独立性が高い/低いとは、、、
モジュールの独立性が高いとは、あるモジュールと他のモジュールとの関わり合いの度合いが少ないと言うことです。独立性が低いモジュールの場合、一つのモジュールを理解しようとすると、他のモジュールをも参照しながら理解しなければなりません。同様に、モジュールを修正した場合も、いくつもの他のモジュールを修正する必要がでてきます。つまり、良いモジュール構造は独立性の高いモジュールから成っているということができます。
構造化設計の考え方と階層構造とは、、、
設計工程では、これから作り上げていくものを考えるという作業になります。
構造化設計では、段階的に分解して、分かりやすく図示していくという考え方が基本です。人間が同時に理解できる程度まで全体を分割して、さらにそれらを分割していくという作業、つまり階層化を行います。そしてそれらのインターフェイスをも考えるということが構造化設計です。(ステップ数は50〜100ステップが良いとされている。)
ブラックボックスとは、、、
ある機能の入力と出力と、何を行うかということが分かっているが、どのような仕組みでその動作を行うかということが分からない(考えない)部分のこと。ソフトウェアの複雑なシステムをブラックボックスに置き換えて考えるとシステムが分かりやすくなります。
入力 → 機能(ブラックボックス) → 出力
課題解説
モジュール
→プログラム設計から生まれてきた。
→そのため、定義が抽象的で、実体が捕らえにくい。
→実際の場、つまりソフトを作るときにモジュールとは、を考えて作ってほしい。
→そうして、最適なモジュールとは? や それらの設計基準とは?を考えてほしい。