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ソフトウェアの定義/特徴

2000.10.23.4 第5回
先週のビデオの補足
I. ソフトウェアとは何か?

ソフトウェアの定義(時代順?)
  1. ソフトウェア=プログラム(古い)
    プログラムの定義
    「計算機に仕事をさせるために
    1. 情報を入力し :情報入力 → 変数の書き込み
    2. 計算をさせ :情報変換 → 変数間の変換
    3. その結果を出力する :変換結果出力 → 変数の出力
    の命令群(command)の集合」

    計算メカニズム --ノイマン型コンピュータ
    (ノイマン型コンピュータ:プログラムがメモリーに内蔵されている。命令の実行は遂次方式。)

  2. ソフトウェア = 命令 + データ(メモリーに内蔵)

  3. ソフトウェア = アルゴリズム + データ
    アルゴリズム:問題の解決/算法

  4. ソフトウェア = アルゴリズム + データ + ドキュメント 現在
    アルゴリズム + データ :コンピュータ内
    ドキュメント:コンピュータ外
    ドキュメントの種類
    • 要求仕様書
    • 外部設計書
    • 内部設計書
    • データベース定義書
    • コーディング規約
    • 取扱説明書


JIS 情報処理用語集での定義(JISX0001-1987)
「データ処理システムを機能させるためのプログラム。手順、規制、関連文書などを含む知的な創作」

手順、規制 → 開発手法
知的な創作 → 人間が主体


II. ソフトウェアの特徴
  1. 性能
    ハードウェア(CPU)ソフト生産性規模
    19451年に約3%巨大化
    197510,000
    19951000,000

  2. 特徴
    1. 属人性
      人間に依存、ソフト生産性 1 : 30
    2. 一品生産
      オーダーメイド、大量生産ができない(OSは別)
    3. 複雑化、巨大化)
      組織化、分業化、信頼性の問題)
    4. プログラム言語の進化)
      アセンブラ → COBOL,FORTRAN,BASIC,PASCAL → C,C++,VB,JAVA(習熟期間が長い!))
  3. ソフトウェア言語的理解の重要性

    コンピュータ人工言語 :人間が理解していく
    (機械語しか理解できない)
    人間 :人間が理解できる
    (生まれたときから自然に習得)

    人間と同じ能力を持ったコンピュータ

    人間はプログラミングから解放される

    現状:高級言語

    特定の言語によらずに良いソフトをつくる方法 → 方法論を追求

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