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情報学基礎A
【2000.10.10】 【第2回】
集合〜set〜
(1)
(1)集合とは何か?
→ものの集まり・・・集まったものに意味がある。
「考察の対象になる”ものの集まり”」
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もの・・・要素(元)〜element〜
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集合・・・〜set〜
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空集合・・・要素を持たない集合。
(2)集合の表し方
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外延的記法・・・具体的に要素を書き出す記法。例){a,b,c,d}
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内包的記法・・・要素の条件を表す記法。例){x|xは自然数}
内包的記法から外延的記法へは書き換えやすいが、その逆は難しい。
例){2,4,8,16,32}を内包的記法で表せ。
解答例)
{x|x=2n,1≦n≦5,nは自然数}
{初項2、末項32、公比2の数列}
(3)部分集合・真部分集合
集合A、Bを考えたとき、
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部分集合・・・A⊂B(AはBに含まれる。)
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真部分集合・・・A⊂BかつA≠B
べき集合
集合A、Bの要素をそれぞれα、βとする。
部分集合のべき集合P(A)=2A={α,β}={φ,{α},{β},{α,β}}
真部分集合のべき集合P(A)=2A={α,β}={φ,{α},{β}}
(4)積集合(共通部分)
集合A、Bを考えたとき、
A∩B=φのとき、AとBは互いに素という。
(5)和集合
集合A、Bを考えたとき、
(6)結合法則・分配法則
- 結合法則
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(A∩B)∩C=A∩(B∩C)
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(A∪B)∪C=A∪(B∪C)
- 分配法則
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A∩(B∪C)=(A∩B)∪(A∩C)
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A∪(B∩C)=(A∪B)∩(A∪C)