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第7章入出力管理

【2000、7、7】 【第25回】
今回は第五章 CPU管理とプロセスの復習をしました。

*今回は、宮崎先生が講義にでられなかったため、瀬川さんが五章の復習の講義を行いました。

スケジューリングアルゴリズム(1)
■ どのプロセスをCPUに割り当てればよいかを決める方法
■ 性能基準
・CPU使用率
・スループット(単位時間当たりに処理できたプロセスの数)
・ターンアラウンド時間(プロセスの投入から完了までの時間)
・待ち時間
・応答時間
■ 比較をするのに何を用いるのがいいのだろうか?
・システムの条件によって変わってくる
■ アルゴリズムでの評価
・CPUバースト時間(そのプロセスがCPUを利用する時間)と平均ターンアラウンド時間を利用する

スケジューリングアルゴリズム(2)
■ 横取り不可能
・先着順サービス
・最短ジョブ優先
・優先式スケジューリングアルゴリズム
■ 横取り可能
・最小残り時間優先
・巡回スケジューリングアルゴリズム
■ その他
・多重レベル待ち列
・多重レベルフィードバック列

先着順サービス
■ CPUを要求した最初のプロセスにCOUが割り当てられる。
■ CPUバースト時間に極端な偏りがある場合
・護送船団効果

最短ジョブ優先
■ CPUバースト時間が短い物から優先的に割り当てられる(条件が同じ場合はFCFSを利用)
■ 有限時間でなおかつ起動するプロセスが予想可能な場合は最適なアルゴリズムである。

最小残り時間優先
■ プロセスが待ち行列に入った時に、残りCPUバースト時間の短い物順にプロセス実行順番を変更する。

優先度アルゴリズム
■ プロセスに優先順位を付けるアルゴリズム。
■ SJFは優先度アルゴリズムの一つUNIXでも優先順位はついてる。
■ 優先度が極端に低いプロセスがある場合永久に実行されない問題がある。

巡回スケジューリングアルゴリズム(1)
■ タイムシェアリングシステムで利用される。
■ 量子時間ごとにプロセスの割り当てを変化させる。

巡回スケジューリングアルゴリズム(2)
■ 考察
・量子時間が長いと、FCFSと同じ結果になる。
・量子時間が短い5場合、プロセッサ共有
・状態切り替え時間の影響
→割り込み処理が必要
→あまりに数が多いと、プロセスの処理に影響する。

その他
■ 多重レベル待ち列
・プロセスの優先順位を外的要因決定する
■ 多重レベルフィードバック列
・様々なプロセスの処理の仕方を組み合わせる


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