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第3章コンピュータとオペレーティングシステムの歴史

【2000、6、9】 【第17回】
今回は、Multicsについて学びました。

Multics
・1965年に開発が始まる(コンピュータができて15年くらい)。
・1969年に稼動開始
・CTTの後継OSで、MIT・ベル研究所・GE社で共同開発を行った。
・機種はGEー645

多重プロセッサ
多重プロセッサ = マルチプロセッサ
・メモリ共有型(分割されていない)
・利点
○ CPUが複数あるので1つ壊れてもシステムに影響しない。
○ CPUを増やすことで処理量が2倍近くなる。

プロセス
タスクとも言われる。 *重要な概念
実行の対象のプログラム、実行の単位

[テキストの設問]
資源にはどんなものがあるか
メインメモリにプログラムを入れる入出力の為の装置

・プロセスの識別は番号(プロセス番号)をつける、名前は付けられない。

ファイルシステム
コンピュータの中でのファイル管理は重要

[テキストの設問1]
木構造のファイルシステムでどのようにファイルを指定するか
単独では指定せずに木の枝をたどっていってファイルを指定する

[テキストの設問2]
木構造の利点は何か
・ファイルを整理して分類できる
・必要なファイルディレクトリだけ見ることができる

仮想記憶
実際は有限のあるメモリだが、ディスク装置で仮想のメモリを作り出す。(実体はディスク装置)

2次元アドレス方式
・2つのパロメータで表す2次元アドレス
・プログラムを実行するときにセグメント単位でプログラムを作ればいい
・プログラムを作ったり管理するときに便利

リング構造
・内側からは簡単にアクセスできる
・外側からはいろいろ規制される

[テキストの設問1]
リング構造は何のためのものか
記憶保護を目的とする

[テキストの設問2]
リング番号0にどんなプログラムを置けばよいか
OSの中で重要なプログラムを置く(外側からOSを壊されないようにするため)

[口頭の設問]
リング番号はいくつまであるか
0〜7までの8つの層がある

ダイナミックリンキング
実行中に結合する(モジュールが必要なときに)

[テキストの設問]
ダイナミックリンキングの利点は何か
○ 必要なときだけそのプログラムを使うことができる
( [ 例 ]…モジュール1とモジュール2があり。モジュール2をエラー処理プログラムとし て、エラーが起きたときにモジュール2を持ってきて実行するようにする、エラーしない 時は持ってこない)
○開発中に、いろんなサンプルプログラムで結合させて試せる(システム開発に便利)

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